アンバランスが,囲碁&将棋ソフトの計3タイトルを発表 - 02/20 16:56

 アンバランスが,新シリーズ"激戦"を発表した。このシリーズは,強さを追求したソフトを低価格で提供するもので,その第一弾として,2002年3月1日「激戦シリーズ 囲碁1級認定版」「激戦シリーズ 将棋」が発売される。価格は共に,2980円になる予定だ。
 どちらも価格以上の強さを楽しめるが,とくに囲碁のほうは,タイトルどおり日本棋院によって1級を認定されたエンジンを使用している。「まだまだ弱い」といわれる囲碁ソフトの世界でも,現時点では最高ランクのエンジンだけに,中級者以上の囲碁ファンでも楽しめるだろう。置石やコミの設定次第では,上級者でも歯ごたえある対戦が楽しめるに違いない。
 逆に囲碁の初心者でも,コンピュータの思考レベルを5段階で変更できるからご安心を。熟練度に合わせてレベルを上げることで,確実な棋力アップにもつながるだろう。ちなみに日本棋院が
「序盤・布石も良いものを持っています。正しく本手を打つようにすれば上達にも使えてよいでしょう」
とコメントしていることも付記しておこう。

 また,2002年3月21日には同じアンバランスから「金沢将棋 2003」が発売される。こちらは将棋ソフトの定番といえるシリーズの最新作だ。
 "金沢将棋シリーズ"は「世界コンピュータ将棋選手権」でも毎回優勝候補になることでも有名で,実際に,出場した10回の大会で5度の優勝と4度の準優勝に輝いている
 こちらも当然,思考レベルを変更可能4段階ということだが,どうも隠しレベルもあるようなので,腕に自信のある人は試していただきたい。ちなみに本作には,PocketPC用ゲームソフト「Pocket金沢将棋」が同梱されている。PocketPCユーザーなら,ちょっとした空き時間に歯ごたえある将棋がプレイできるというのは魅力的だろう。

 もちろんのことだが,今回紹介した3タイトルは,すべてネット対戦が可能で,アンバランスのゲームサーバー「Balance Online」にも対応している。コンピュータと戦って棋力が上がってきたら,ネットで対戦相手を探してみよう。なお,Balance Onlineのクライアントソフトは「こちら」から手に入るぞ。(Iwahama)

激戦シリーズ 囲碁1級認定版激戦シリーズ 将棋
■発売日:3月1日
■価格:2980円
■動作環境:Windows 98/Me/2000/XP,MMX Pentium/233MHz以上(PentiumII/300MHz以上推奨),メモリ32MB以上,空きHDD容量20MB以上
(C) Purple Software Limited 2002. (C) 2002 UNBALANCE Corporation. All rights reserved.

金沢将棋 2003
■発売日:3月21日
■価格:9800円
■動作環境:Windows 98/Me/2000/XP
(C)2002 UNBALANCE Corporation (C)2002 株式会社キワメ


友達にメールで教えよう!
←Back to Daily News
←Back to News Archive