「リネージュ」で起こった夏のイベントの全容を放送 - 2003/09/05 19:24


 MMORPG「リネージュ」ではこの夏,正規エピソードとは異なる特別イベント「探求の代償」が進行していた。プレイヤーとは一見なんの関係もなさそうな,どう関わっていいのかすらよく分からない小さな事件が発端となったこのイベントは,やがて大勢のプレイヤーを巻き込む大事件へと発展していったのである。

 象牙の塔から始まった夏の企画は,いくつかのイベントを経て8月30日の最終イベント「熱き白の祭典」に辿り着く。クライマックスは最強クラスのドラゴンであるシャドウヴァラカスと冒険者達との最終決戦となり,この戦いの模様は当日So-netTVで生ストリーミング放送された。
 そして「こちら」でもお伝えしたが,一連のイベントを収録した番組のムービーが,リネージュ公式サイトの「こちら」で視聴可能になったのだ。
 このムービーでは,事件の発端となった7月1日の「災いを招く者」から,「水禍を呼ぶ者」「死霊を生む者」「魔を作る者」を経て最終イベント「熱き白の祭典」に至るまでの全行程を確認できる。

 実はこの夏のイベントは,韓国ではなく日本のエヌ・シー・ジャパンが独自に企画した初のストーリーイベント。2003年春のアデン終了から,秋にスタートする新エピソードのクロスランカーまでの間を楽しんでもらうために用意された,期間限定イベントであった。

 何しろ,ユーザーにとってはなんの心構えもなしに始まったこの実験色の濃いイベント。最初から最後まで全部参加できたという人は少なかったらしく,また最終イベントはあまりにも大勢の人が集まり過ぎ,不満の声もあったらしい。
 途中を見逃してしまった人はもちろん,このイベントの存在にすら気づかなかった人,知ってはいたが参加しなかった人,レベルが低くて手出しできなかった人などなど,悔しい思いをした人たちは,ぜひ今すぐムービーを観て事件の全貌を把握しよう。

 さて,気になるのが次なるイベントのことだろう。この夏は2か月にも及ぶ大掛かりなイベントとなったが,エヌ・シー・ジャパンでは今後も大小さまざまな独自イベントを実施していきたいと考えているようだ。次回以降は今回の反省点を踏まえ,バランス調整を行ってより大勢の人が楽しめるイベントにしていくとのこと。
 次の大掛かりなイベント時期はいつになるかは分からないが,企画進行中のこと。だがその前に,「TOKYO GAME SHOW 2003」の前後あたりに何かが起こりそう。9月26日が近づいてきたら,公式サイトにそれらしい情報が隠されていないかチェックを始めたほうが良いだろう。そして次のイベントこそは,乗り遅れることのないように!(Kawamura)

→当サイトの「リネージュ」関連ページは「こちら」

※画面写真は,イベント「熱き白の祭典」のものです。

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