対戦型オンラインカードゲーム「アルテイル」のβテスター募集が開始 - 2003/11/12 21:20


 デックス エンタテインメントは,同社が開発中の対戦型オンラインカードゲーム「アルテイル 〜神々の世界『ラヴァート』年代記」βテストを2003年11月25日から開始すると発表した。

 本作は,プレイヤーが神のカード(アルテイル)を操る「使役者(イクサー)」となって,ネットワーク上で対戦を行うオンラインカードゲーム。詳しいシステム自体はまだ分からないところも多いが,公式サイト上の情報を見る限りでは,大ヒットカードゲームシリーズの「Magic:The Gathering」に近い内容のよう。プレイヤーは,「ユニットカード」「ネームドカード」「グリモアカード」と,大きく三種類に分けられたカードを使いながら,敵対するほかのイクサー達と戦っていくことになる。

 軽くゲームの詳細も説明しておくと,ユニットカードとネームカードは,実際に戦闘を行う手札のことで,イクサーのもつ"ソウルパワー(魂の力)"を利用して"ライズ(具現)"されるカードを指し,イクサーのライフの増減に密接に関係する,最も重要なカード(全部重要なんだけど)の一つ。グリモアカードは,Magic:The Gatheringでいうソーサリー(魔法)に当たるもので,一瞬しか効果を発揮しないが,強力あるいは特別な力をフィールドにて発揮してくれるカードである。プレイヤーは,このようなカードを組み合わせた30枚一組の"ファイル"と呼ばれるカードセットを用意し,対戦に臨んでいくわけだ。
 一般的にカードゲームというと,何層にも分けられたターンやフェイズ,特殊な魔法の割り込みルールなど,ややこしいルールで"遊びにくい" "マニア向け"という印象を拭えないジャンルだが,本作では,対戦型カードゲームの持つ奥の深い「プレイヤー間の対戦」を手軽に楽しめるようになっているという話。Macromedia Flashで制作されている点も本作の大きな特徴で,特別なダウンロードなどせずにゲームをプレイできるのも,初心者にとっては嬉しい要素だといえよう。
 対戦方法は,一対一のターン制方式。対戦条件の希望などを入力すると自動的にマッチングを行う"自動マッチング"と,ロビーシステムを利用した"任意マッチング"の二通りのマッチングシステムが用意されているなど,ゲーム以外の"遊び場"の構築にも配慮がなされているようだ。
 ちなみにカードのイラストについては,寺田克也氏等人気イラストレータを起用する一方で,新人のイラストも採用されている。同時に韓国,台湾のイラストレータも起用することで,広くアジア圏への展開を目指していくという。韓国,台湾などの地域に関しては,半年から一年後をメドに現地語版のサービス開始を目標にしているようだ。

 最後となるが,国内版のβテスターの募集は先日(2003年11月11日)より行われており,先着順で定員になり次第締め切るとのこと。応募自体は,メールアドレスといくつかの項目を入力するだけで簡単に行えるので,興味がある人はすぐにでも登録をしておくといいだろう。(TAITAI)

→「アルテイル」のβテスター応募受付は,「こちら」

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