ハドソンのMMORPG「Master of Epic」画面写真公開! - 2004/03/04 20:34

 知らないうちにデイリー更新になっていた,ハドソンのMMORPG「Master of Epic:The ResonanceAge Universe」(MoE。旧ResonanceAge)情報だが,公式サイトオープンを明日の夕方に控えた本日,ついに公開可能な画面写真を入手することに成功。さすがにキャラクター画面は2枚しかもらえなかったが,インタフェース部分などの画面写真入手にも成功したので,まずはじっくりと見てみてほしい。



キャラクターデータに関しては,表面処理などの細かい部分がまったく施されていない"βバージョン"だ。北海道バージョンでは背景とそう違和感がなかったので,同じような処理が施されることに期待したい


 ……いかがだろうか? 正直,筆者が北海道で見たキャラクターよりはかなり"寄ったもの"に見える気もするのだが,それは装備品のデザインの違いや色味からくる問題だろうか(後述するが,これは本番データではない)。キャラクターの造形の雰囲気は伝わってくるので,事前情報としては大いに参考になるだろう。
 今回は合計3キャラクターが掲載できたわけだが,やはり目を引くのはその一種"SF……?"ともとれるデザイン。手を上げているFemaleキャラクターのデザインは筆者も初めて見たのだが,一瞬"アミダラ女王"を思い浮かべてしまった。デザインとしては確かに統一感があるのだが,これがアノRAの世界にどのように融合していくのか。昨日筆者が書いた「それらの要素がゲーム内で実際にどのように融合できるのか」という部分は若干分かっていただけただろうか。さすがにみんながみんなこういう装備をしているわけではないと思う(思いたい)のだが,ちょっとだけ心配になってしまうのは否めない。まぁでもみんなこれなら逆におかしくないかな,とか思い直してもみたり。

 もう1枚,城門の前で撮られている画面写真は,事前入手してあるイメージイラストから察するに,左が「コグニート(女)」,右が「パンデモス(男)」かと思われる。コグニートのほうがやたらに小さく見えるが,おそらくパンデモスのほうが"大きい"だけだろう。ちなみに座り方は,見てのとおり流行の"しんなり"座り。パンデモスのアーマーは……おそらくゴツさからいってプレート系?

 正味なところこの3枚を見る限り,"ちょっと中世のいい雰囲気入ってたMMORPG"という雰囲気は,ほとんど残っていないと考えてもいいだろう。"プレートメール"や"チェインメール"といっても,デフォルメされて色彩豊かな,そしてややアニメ風の造形になるように思える。
 筆者個人としては,やたらに競合が多い中世系MMORPGで進めるよりは結果的に(ビジネス的に)いい方向に動くのではないだろうかとは考えている。MMORPGは人が大勢集まってナンボのビジネス,Ageという概念やSkillシステムは残っているのだし,より大勢のプレイヤーが集まって,よりよいサービスを提供してもらえるなら,それはそれで良いことだろう。……とか言いつつちょっと寂しかったりもするのだが。

 ただ一つだけ注意しておいてほしいのだが,これら画面は当たり前のことだがすべて"制作途中"のもの。イラストからポリゴンデータを起こして,それがようやく組み込まれた状態,とでも言えばよいだろうか(昨日のNewsに書いたように,"とりあえず動く"というバージョンに近い)。何が言いたいのかというと,造形の雰囲気などは画面写真から分かるのは確かだが,"漂う雰囲気"は,筆者が見たものとかなり違うのだ。
 一応ハドソンにも確認してみたのだが,筆者が北海道で見たモノは,見せてくれるために"本チャンデータ"を使ってくれたようで,なるほど,これらの画面とはずいぶん印象が違う。北海道バージョンは,色合いもちょっと押さえられたトーンになっていたし,キャラクター全体にマットな処理が施されたような雰囲気が漂っていた。今回の写真は,あくまでも"造形の雰囲気をチェックするもの"として考えておいてほしい。




結構便利そうな操作インタフェース。やること・できることがとかく多くなりがちなMMORPGにおいては,非常にありがたい機能だ。比較的ゲーム初心者の人はマウスクリック移動で,コアなプレイヤーはカスタマイズしてFPS移動で。自由自在に設定できるMMORPGは,なかなかないのではないだろうか



 続いてインタフェース画面。
 これはもう,説明不要かも? "インタフェース画面ください!"とお願いしておいたら,気を利かせてくれたのか,Skillウィンドウまでオマケで入っていた。Skillシステム大好きなプレイヤーは,ぜひ眺めてほしい。
 ちなみに「Menu」とあるSlotサブウィンドウなどは,見れば分かってもらえるかもしれないが,リサイズしてアイコンだけにしたり,事実上文字だけにしたりできる。アクションが多すぎて画面が手狭になりがちなMMORPGにおいて,インタフェースの自由度が高いというのは,素直に歓迎したい。
 キーコンフィグ画面は,昨日の紹介どおりかなり細かいのが見てとれる。一応デフォルトで「マウスモード」「FPSモード」「RPGモード」という3種のモードを備えており,さらに細かく好きなように設定できるというわけだ。インタフェースはゲームの面白さに大きく左右する部分だと思っているので,このあたりは個人的に嬉しいポイント。

 最後に。
 昨日は内部のことにもいろいろ触れたためか,来るわ来るわメールの数々……。大半はまだ答えられない(もしくは決まっていない)ものだが,数が多く,かつ答えられるものだけをここに記しておこう。

・「FPS視点はありますか?」

→FPS視点はもちろん実装されている(確認済)。

・「音楽についても何か教えてください。前のがすごく好きだったので」

→音楽は変わることはなさそうだ。ハドソンにちょっと問い合わせてみた感じでは,旧RAのものを引き継ぎつつ,さらに新たな曲が追加されているらしい。BGMもSEもサンプリングレートを倍以上に引き上げた高音質のものを実装するのとこなので,あの曲の数々が好きだった人には,かなり期待できるかも。

・「推奨スペックはどんな感じでしょう? 家のPCがやや非力なので心配です」

→推奨スペックはハッキリとは分からないが,最低スペックに関しては,
 PentiumIII/500MHz以上,メモリ128MB以上,空きHDD容量1.5GB以上,通信速度32Kbps以上,16MB以上のビデオメモリを搭載してDirectX 8.1に対応したビデオカード
 とのこと。この情報は「ハドソン談」なので,事実上の"公式コメント"といっても問題ないだろう。思ったよりは高くない数値ではないだろうか。ただあくまでも"動作環境"であって,これが推奨環境ともなると,Pentium4/2GHz程度のCPUは必要になってくるようだ。そこのところはご了承を。(Kazuhisa)

※「Master of Epic:The ResonanceAge Universe」の情報一覧は「こちら」


友達にメールで教えよう!
←Back to Daily News
←Back to News Archive