MMORPG「リネージュ クロスランカー」のユーザーカンファレンスが開催
2004/09/06 20:07
 エヌ・シー・ジャパンは,9月5日に東京六本木で「リネージュ クロスランカー」のユーザーカンファレンスを開催した。このカンファレンスは8月29日に大阪でも開かれ,9月7日(明日だ)にアップデートされるエピソード2についての紹介も同時に行うというものだ。250人のプレイヤーが招待されたそうだが,同日はあいにくの雨で,実際の会場には(それでも)200人以上(同社広報談)が足を運び,同作における"熱"がいまだ高いことを伺わせていた。

 カンファレンスでは,同社のCEOキム・テクホン氏の挨拶で幕が開かれた。氏の挨拶は「長い間プレイしてくれてありがとう」という趣旨の簡単なものだったが,会場には,軽食やドリンクサービスなどが用意されており,集まったリネージュプレイヤーへの感謝の気持ちがはっきりと表れていたのが印象的だった。
 その後は,現状の同作のワールドレポートが発表された。現在六つあるワールド全体の総人口は38万4866キャラクター(総アカウント数60万,同時接続者数2万)で,2003年6月に追加されたばかりのAltairでも7万キャラクター以上いることが明らかになった。逆に最も人口が少ないワールドは,Canopusで,5万3516キャラクターだった。平均レベル(レベル11から52までが計上範囲)は約レベル33で,最高レベルは72(クラスはエルフ)とのこと。驚くべきなのは,エピソード1で追加された新クラスのダークエルフの最高レベルで,なんとすでにレベル64に到達しているらしい。エピソード1は2003年10月に実装されたばかりでおおよそ10か月という期間で,このレベルというのはほかのクラスと比べても非常に早いといえるだろう。
 また,+8〜+10にOE(オーバーエンチャント)されたアイテムのデータも,集まったプレイヤーの興味が高いものとなっていた。サーバーやアイテム種ごとに細かく区分けされていたので,「うわ,存在してるんだ」などと驚きを隠せない人も多くいたようだ。

 この大量の数字データが並んだワールドレポートの後は,いよいよメインイベントとなるエピソード2の概要説明とプロモーションムービーの上映が行われた。エピソード2の情報としてはとくに目新しいもの(公式サイト「こちら」に情報がまとまっている)はなかったが,ムービーでは襲い掛かってくるラスタバド軍勢や,正体不明の女ダークエルフが登場するなど,見どころ満載。このムービーは掲載許可が下りれば追ってUpするのでお楽しみに。

 カンファレンスの後半には,イベントが行われた。大阪会場では「オーバーエンチャント大会」だったが,東京会場ではOEデータはワールドレポートとして発表されたために,「ワールド対抗すごろく大会」と「リネージュ DE ウルトラクイズ」が行われた。すごろく大会は,TI(話せる島)をスタートし,アデン城に到着した時にポイント数が最も多い人が勝ち(途中にポイントが獲得できる場所がある)というもので,Canopusワールドが優勝。また,ウルトラクイズでは,同作の難解な問題(というか知らないと無理かも)が出題され,正解数を競うというもの。こちらはVegaワールドが優勝した。優勝したワールドのプレイヤーには同作のグッズがプレゼントされた。

 カンファレンスの最後には質疑応答が行われ,そこでは定番(?)となった中華圏などの外国から接続するプレイヤー問題についての質問があった。同社の回答はIPブロック(20億を超える数とのこと)はすでに行っており,今後も引き続き行っていくので,目に見えて効果が表れるまでもう少し待って欲しいというものだった。対策を数字として実際に公表した同社の姿勢には非常に評価できるのではないだろうか。

 ちなみに,ユーザーカンファレンスは,小さなものは過去に何回か行われているが,大阪と合わせて500人という規模は今回が初めてとのこと。今後もこのような大規模なものを開催していきたいとのことで,一度はぜひ参加してみよう。(Seal)

「リネージュ」(Lineage)の記事一覧は,「こちら」

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