2004/09/25 21:51 |
中国の大手ゲーム開発会社,Net Dragon WebSoft社の日本法人,ネットドラゴンジャパンのブースでは,新作の展示はわずか1タイトルにとどまっていた。しかし同社の人から新作に関する情報がいろいろ聞けたので,ここに紹介しておこう。
■征服
ネットドラゴンジャパンのブースでは,昨年の東京ゲームショウでも公開されていた,「征服」が展示されていた。「征服」は,中国拳法世界である古代中国大陸を描いたMMORPG。プレイヤーは戦士,勇士,射手,道教士(40レベルで水か火か選択)の4種類の中から職業を選択し,レベルを上げながらキャラクターの能力/技術を向上させていく。 自身のキャラクターは,美容師にヘアスタイルを変えてもらうなどして自分らしさをキャラクターに表現できるようになっている。俯瞰視点でゲームは進むため,どうしても3DバリバリのMMORPGのようにキャラクターは目立たないが,まぁこれも遊び心の一つだろう。 またアクション性にも富んでおり,戦闘中に特殊ゲージが溜まると通常とは異なる強力な攻撃が繰り出せたりするという。画像を見る限りでは派手なエフェクトも多々あるので,なかなか期待できそうな要素だ。 さてそんな同作の特徴は,MMORPG「Lineage」に似たような,対人戦に重点が置かれていることだ。通常のPKのみならず派閥システムによりギルド戦も行えるというかなりコア向け仕様だが,柔らかいタッチでキャラクターが描かれているので幅広い人が楽しめるだろう。 ネットドラゴンジャパンによると,同作は11月のβテスト開始を目指して現在作業中とのこと。そしてその後の状況次第では,早ければ年内には正式サービスに移行する。今後は同作をメインにプロモーションを行っていくとのことなので,期待しておこう。日本語の公式サイトもすでにできているので,興味がある人は「こちら」からチェックを。
■幻創遊記II
もう一つ同ブースで公開されていたのは,コミュニケーションに特化したMMORPG「幻創遊記」。こちらはすでにサービス開始済みなので割愛させていただくが,ここでは最新作「幻創遊記II」についての話も聞けたので,お伝えしよう。 まず前作と比べて進化した部分は,コミュニケーション要素の充実と,フル3Dグラフィックスになったという点。そして同シリーズではお馴染みの"ペット"がさらに増えて,可愛らしいペットが300種以上登場するようだ。もちろんそのほかにも多数の新規要素が盛り込まれているが,詳細については後日現在誠意制作中の日本語判公式サイトで公開される予定だ。 ちなみに,国内サービス時の「幻創遊記II」のサブタイトルは,"永遠の恋"とのこと。果たしてどんな意味合いが込められているのだろうか……。
また同じく展示されていなかったものの,新作MMORPG「神話来伝」についても日本でサービスに向けて準備中とのこと。詳細は分からなかったものの,どうやら古代ヨーロッパをベースに,騎士団を組織して国家形成を目指すというタイトルらしい。中国では2004年4月に公開されているが,日本では2005年度のサービス開始を目指すと共に,ほかの新規4タイトルのサービスも考案中とのこと。一体どんな作品が来るのか,今から楽しみなところだ。(halen)
→「征服」の記事一覧は,「こちら」 →「幻創遊記II」の記事一覧は,「こちら」 →「東京ゲームショウ記事一覧」,「こちら」
Copyright(C) 2002-2004 NetDragon Websoft Inc. Copyright(C) 2002-2004 NetDragonJapan co.,ltd ※ゲーム画像はすべて中国語版のものです。
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