[TGS2004#48]エレクトロニック・アーツブースレポート:ストーム・トルーパー大量出没!
2004/09/26 07:15
 なんといっても,「スター・ウォーズ」関連のタイトルが秋から冬にかけて3本発売されるエレクトロニック・アーツ。スター・ウォーズ関連作品にもピンからキリまであるのが実情だが,今回予定されている3本はいずれもかなりの大物で,中にはこれ以上ない最大の大物も含まれている。

■スター・ウォーズ バトルフロント

 10月7日発売という,リリースが目と鼻の先の作品。一言で言うなら,スター・ウォーズ版「バトルフィールド1942」だ。PC版は32人同時対戦が可能で,帝国軍と同盟軍(エピソード4〜6),銀河共和国と独立星系連合(エピソード1〜3)に分かれてチームバトルを行う三人称視点のアクションゲーム。
 プレイヤー全員が名も無き兵士達となり,有象無象の戦いを繰り広げることになる。実際にプレイしてみた感じでは,とにかく弱卒で死んではリスポーン死んではリスポーン,という形になる。単にヘタだからだろうか。
 ジェダイナイトやベイダー卿などのスペシャルキャラはNPCとして登場し,それはそれはスペシャルな強さを見せてくれるそうだ。ただマップが広大なので,いくら圧倒的に強いといったところで避ければ問題なさそう。
 どうしても気になっていたのが,プレイヤーキャラとして登場するドロイディカ。リング状でグルグル回りながら移動し,変形すると両手のブラスターを撃ちまくる。しかも標準でシールドを持っているコイツは,ひょっとして強すぎるのではなかろうか? というわけで話を聞いてみると,やはり滅法強いらしい。ただしビーグルに乗れないという弱点があり,長距離の移動にはえらい苦労するというハンデによってバランスが取られている。なるほど。
 基本的にマルチプレイ用のゲームだが,シングルプレイモードも搭載。シングルのゲーム内容はマルチのBOT戦といった形になりそうだが,惑星争奪戦のようなゲームモードにより,一人でも熱く楽しめるとのこと。なお,会場に展示されていたのはXbox版。




■スター・ウォーズ リパブリック コマンド

 リパブリック(共和国)のクローン・トルーパーという,スター・ウォーズ関連の歴代ゲームタイトルの中でも,もっとも地味なキャラが主人公のFPS。
 本作のウリは二つで,一つは4人編成のコマンド部隊を指揮するチーム制のFPSであり,このチームシステムが過去のあらゆるFPSで例を見ないほどに機能しているということ。もう一つは,シナリオが映画「エピソード2」と「エピソード3」の中間にあたる時代を描いており,映画のストーリーをかなり補完する役割を果たしているということ。そして前評判がすこぶる高いというのも,本作の特徴の一つといえる。
 本国での開発状況もまだ50%といったところで,日本語版の開発進行度は不明。ただし会場では結構遊べるバージョン(Xbox版)が展示されており,バラバラになった3人の仲間と徐々に合流していくステージが遊べる。




■スター・ウォーズ ギャラクシーズ

 残念ながらプレイアブルな展示はなしで,頭上に設置されたモニターでムービーを上映しているのみ。ちょっと,探さないと気づかないかもしれないし,期待していた人には肩透かしかもしれない。ただし会場ではβテストの参加登録コードが配布されるので,SWG目当ての人はぜひとも会場を訪れよう。
 なお,SWGに関しては[TGS2004#43]「こちら」インタビュー記事に詳しい。主に日本展開と「ジャンプ・トゥ・ライトスピード」についての話となっているので,ぜひチェックしてもらいたい。




■ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド2

 EAブースで今回最も気合の入った出展作品が,この「ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド2」だろう。アーケードのように,シートとホイールがズラリと並んだプレイコーナーが用意され,フリーランのスタイルによって生まれ変わったNFS:UG2を体験できる。ただし展示されていたのはPS2版なので,PCゲーマーの胸にはなぜかちょっぴり寂しい思いが込み上げてくる。秋だし。
 "フリーラン"とは,走行の舞台として街一つが用意されており,基本的に街中を好きなように流せる仕組み。街ではライバルカーも走っており,接近して合図を送ると"アウトラン"という1対1のバトルが始まる。ライバルカーはバトルが始まった途端に猛スピードですっ飛んで行ってしまい,ちょっとズルいと思った。
 また,街にはさまざまなショップやイベント発生ポイントなどもある。ストリートレースを開催している場所や,なぜか写真撮影ポイントもあり,"依頼"を受けられるポイントにも遭遇した。なんとなく「グランドセフトオート3」を思い出す人も多いかもしれない。
 ちなみに一番の見どころは,やはりどどーんと展示してあるガルのセリカ。ここでは時間によってコンパニオンのお姉さん達(ワイルドスピードで見たような素敵なファッション)が登場し,セクシーなパフォーマンスを披露していた。次回作では,ゲームにもぜひ同様の要素を取り入れてほしい。

※画面写真はプレイステーション2版(開発中)のものです




■ロード・オブ・ザ・リング ザ・バトル・フォー・ミドルアース

 ご存知,「ロード・オブ・ザ・リング」の世界をRTS化した注目作である。ところがEAブースの「ロード・オブ・ザ・リング」出展スペースに行ってみると,コンシューマ用RPG「中つ国第三紀」だけが展示されていた。
 「ザ・バトル・フォー・ミドルアース」が展示されているのは,EAブースからかなり歩いたところにあるNVIDIAのブース(ほとんど端と端)。ここは本作がプレイアブルな状態で展示されている。遊べるのは嬉しいが,つくづくPCゲームは肩身が狭い気がしてならない……。なお,本作のプレイムービーが[TGS2004#42]「こちら」に掲載されているので,画面のチェックをしたい人はぜひどうぞ。(Kawamura)

→「スター・ウォーズ バトルフロント」の記事一覧ページは,「こちら」
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→「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」の記事一覧ページは,「こちら」
→「ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド2」の記事一覧ページは,「こちら」
→「ロード・オブ・ザ・リング ザ・バトル・フォー・ミドルアース」の記事一覧ページは,「こちら」
→「東京ゲームショウ2004」の記事一覧ページは,「こちら」






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http://www.4gamer.net/news/history/2004.09/20040926071555detail.html