2004/10/07 22:39 |
Kimの韓国最新PCゲーム事情 特別編
期待のMMORPG「Granado Espada」,久々に最新ショット公開(2004/10/7)
Text by Kim Dong Wook特派員
「Ragnarok Online」(ラグナロクオンライン)の父として有名なKim, Hakkyu氏が開発中のMMORPG「Granado Espada」の,久々となる最新スクリーンショットが公式サイト「こちら」内のGM's Noteコーナーで公開された。 これらの画像はまだ韓国のメディアにすら載っていないものばかりだが,4GamerはKim, Hakkyu氏に転載の許可をいただいた。GM's Noteコーナーを除けば世界初公開となる画像なので,とくとご覧あれ。
GM's Noteは,Granado Espadaの開発スタッフに順にインタビューしていくという公式サイト内のコーナーの一つ。その10番めのインタビュー対象者となったのが,グラフィックスチームの3Dモデリング担当者であるPark, Dong Hoon氏。このPark氏のインタビューの中で,今回の5点の画像が公開されたのだ。
これまで4Gamerで何度かKim Hakkyu氏にインタビューを行っているが,彼が直接担当していないグラフィックスに関してはあまり情報が出ていなかったので,ここで整理しておこう。 Park氏は,Granado Espadaのグラフィックスにおける特徴を,"ディテール"だと説明している。氏によると,本作のグラフィックスを作り始めたころは,ノーマルマッピングを利用してリアルな描写を試みたが,本作の求めるグラフィックススタイルと合っていないという判断のもとに,それ以前の作業はすべて捨てて,一からディテールを重視して作り直したというのだ。その結果が,掲載した画像である。 ディテールにこだわったグラフィックスで,しかも本作は同時に3人のキャラクターを操作する。当然かなりシステムに負荷がかかりそうだが,Park氏は「Granado Espadaのプログラマー達が,まったく問題がないと自信を持って話している」とコメント。早く動いているところを見たいものである。 キャラクターデザインが初期のものと変わったという質問に対して,Park氏は「社内で,背景との調和や,本作の求めるグラフィックスの方向性,世界観などを考慮した結果,全面的に修正することにした」と明らかにしている。 さらに,本作のグラフィックスのポイントは,より絵画的な雰囲気を出すマッピングだと語り,「そのため,数多くの絵画作品を参考に,常に勉強を続けている」とまとめていた。
今回のインタビューは内容的に短いものだったが,Kim, Hakkyu氏は,近々公式サイトのアップデートと同時に,多くの最新スクリーンショットを公開できるはずだと語ってくれた。
さて,今回公開されたGranado Espadaを見た韓国ゲーマー達の反応は,「既存のMMORPGとは全然違った感じ」「大航海時代Onlineと似ている」「LineageIIの水準を超えた」など,全体的に高評価。期待作である本作だが,さらに期待は高まったようだ。
→「Granado Espada」の公式サイトは,「こちら」 →「Granado Espada」の記事一覧は,「こちら」
※掲載した画面は開発中のものです。実際のゲームでは変更される可能性があります Copyright 2004 IMC games Co., Ltd. Allrights reserved worldwide.
画面右上:ゲーム内の"管理公務員"(NPC)のブルニと,3人のプレイヤーキャラクターの会話シーン。画面左下:キャラクターの口にズームインすると,歯や舌まで表現されているのが分かる。画面右下:双斧を持った敵を,協力して攻撃するプレイヤーキャラクター達。3人のキャラクターを操作することで,非常に迫力溢れる戦闘になることが期待される
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