2004/10/25 15:35 |
メディアクエストは,「セイクリッド 日本語版」(Sacred)を2004年冬に発売すると発表した。価格は未定。
本作は,Ascaron Entertainment社が開発したアクションRPG。いわゆる"ハック&スラッシュ",もっと簡単にいえば"ディアブロタイプ"のゲームで,プレイヤーはクォータビューの視点で一人のキャラクターを操り,敵を倒してレベルを上げながら,数々のクエストをこなしていく。 Ascaron社といえば,"ポートロイヤルシリーズ"や"パトリシアンシリーズ"などを手がけているメーカーで,その作り込みの細かさには定評がある。本作も同社らしい,緻密さが魅力的なタイトルといえるだろう。
本作の詳細は,すでにプレビュー記事「こちら」やデモ版紹介記事「こちら」などで何度かお伝えしているが,日本語版としての情報は初めてだし,簡単におさらいしておこう。 物語は,比較的オーソドックスなファンタジーものだ。王族出身の黒魔術師シャッダールは,同族同士の大戦で圧倒的な力を示して世界をほぼ手中に収めたが,最終的には捕らわれてしまう。彼は一度は死罪となるものの,同族のよしみで命だけは助けられ,荒れ果てた土地に追放されることになった。その後,彼がどうなったのか誰も知らないまま,数世紀が過ぎた。しかしここに来て,その荒れ地のさらに奥の山岳地帯に彼の名を冠した謎の塔が建ち,彼はそこで魔族サッカラの一人を召喚したという噂がまことしやかに流れていた……。
プレイヤーキャラクターが選択できるクラスは,肉弾戦の得意な"グラディエイター",神聖魔法を得意とする"セラフィム"など,6種類。それぞれ性別が固定で,この2種だとグラディエイターが男性で,セラフィムが女性となる。6種類のクラスについては「こちら」のプレビュー記事に詳しいので,確認してほしい。
そのほか,この手のゲームの"お約束"は,ほぼ網羅している。無数のアイテムを探す楽しみもあれば,30種類のメインクエストとは別に存在する,200種類以上ものサブクエストを探して遊ぶ楽しみもある。さらには,「刀剣封魔録〜封神演技異聞〜」でも見られたような,必殺技を組み合わせてオリジナルのコンボ技を作成するシステムも搭載しているのだ。 また,16人までのマルチプレイにも対応しているから,友人達と協力して物語を進めたり,あるいは鍛えたキャラクターを持ち寄ってデスマッチモードで対戦したりできる。
ディアブロ(Diablo)が世に登場してすでに10年近い月日が流れたわけだが,まだまだハック&スラッシュゲームの人気は日本でも根強く,本作の日本語化を喜んでいる人も多いことだろう(ちょうど当サイトのフォーラム「こちら」でも話題になっていたし)。 ちなみに本作は海外でも評判が良く,最近,アドオンソフトもリリースされたばかりだ。ちょっと気の早い話だが,このアドオンもぜひ日本語化してほしいところ。そのためにはまず本作が売れなければ,メディアクエストとしても動けないだろう。"ディアブロ"という単語につい反応しちゃう元プレイヤー達は,本作に注目しておくべし。(Iwahama)
セイクリッド 日本語版 ■発売予定日:2004年冬 ■価格:未定 ■メーカー:メディアクエスト ■動作環境:Windows 98/Me/2000/XP,PentiumIII/800MHz以上(Pentium4/1.0GHz以上推奨),メモリ 256MB以上(512MB以上推奨),HDD空き容量 1GB以上,VRAM32MB以上搭載したビデオカード(64MB以上推奨),DirectX 8.1以降
→「セイクリッド 日本語版」のプレビュー記事は,「こちら」 →「セイクリッド 日本語版」の体験版は,「こちら」 →「セイクリッド 日本語版」の記事一覧は,「こちら」
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