ダンジョンロードは,D.W.Bradley氏お得意のガチガチ硬派なRPGではなく,アクション要素の強いゲームとなっている。プレイヤーはファンタジー世界を舞台に,一人のキャラクターのみを操作し,剣や魔法を(キーボードやマウスで)駆使して冒険を進めていく。
本デモ版は,312MBというファイル容量から分かるとおり,かなりボリュームがある。シングルプレイだけでも遊び応えあるうえ,8人までのマルチプレイも試せるのだ。また,三つの種族だけ,顔グラフィックスは変更できないなど多少の制限はあるものの,キャラクターメイキングから楽しめるのも,本作の魅力を知るうえで嬉しいポイントである。
シングルプレイでは,プレイヤーキャラクターが「SIMON」というNPCと出会うところから,巨大モンスター「WAR TROLL」などが待ちかまえる,"Theater"付近までプレイできる。
マルチプレイはLANおよびインターネット(IPアドレス指定)に対応しており,基本的にはシングルプレイを複数のプレイヤーで進めるものとなっている。
なおこのデモ版は,本作のマスターバージョンをベースに作られているのではないため,ゲームの進行に必要な"Scorch the Goblin"が出てこないときがある,解像度の変更ができないなど,いくつか不具合/未サポートの機能があるようだ。詳しくはインストールしたフォルダにあるreadme.txt(英語)を読んでほしいが,(Alt+Tabなどでのアプリケーションの切り替えに対応していないため)stick keys(固定キー)機能はオフにしておく,(データが壊れる可能性があるので)セーブスロットの後ろ三つ(原文だと,the last 3 save slots)は使用してはいけないという2点は覚えておこう。
※このデモ版については,「こちら」のプレビュー記事でも詳しく触れています
■2006年4月13日 「Collector's Edition Demo」と差し替え
「Dungeon Lords」に「Collector's Edition Demo」と名づけられた,新たなデモ版がリリースされた。ちなみに「Dungeon Lords Collector's Edition」とは,欧米で2006年2月に発売された,本作のリニューアルパッケージ(バージョン1.4。ちなみに日本語版は最初からバージョン1.4だ)のこと。2005年5月に発売されたバージョン1.0の製品版と比較すると,劇的にパワーアップしている(元々が,未実装の機能が多いまま出荷されてしまったのだが)。
本デモではさらに,まだ製品版用のパッチがリリースされていない,バージョン1.5を一足先に体験できるようだ。
今回のデモ版はシングルプレイ専用で,使える種族は「Dwarfの男」「Urgothの男」「Humanの女」の3種類,職業はFighter,Mage,Adeptとなっている。
ゲームは,旅人がたたずむ焚き火のそばからスタートする。これは製品版(および以前のデモ)のスタート地点と同じで,ここから南に下ったところに城壁で囲まれた街があり,その中に入ったところから本格的な冒険が始まる。
デモ版では,残念ながら街の中には入れないものの,屋外マップはそこそこの広さがあり,そこかしこにモンスターがいるので,戦闘は十分楽しめるはずだ。東のほうに進むと,ゴブリンの砦が見つかる。首尾よく敵を全滅できれば,宝箱がプレイヤーを待っていることだろう。
最初にリリースされたバージョン1.0デモ(2005年3月28日掲載)と比較すると,かなり多くの機能が実装され,また多数のバグフィックスも行われている。以前のデモ版には登場しなかったモンスターも追加されているので,前のデモ版を遊んだという人も,もう一度プレイしてみよう。(朝倉哲也)
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