Text by Seal

　TANTRA特集第二回は，本作の特徴の一つであるスキルシステムに焦点を当てていこう。本作では，キャラクターがレベルアップするとチャクラポイント（5ポイント）とスキルポイント（1ポイント）の2種類が得られる。この2種のポイントを割り振ることで，キャラクターの個性（というか，プレイスタイル）を出せるのだ。
　チャクラはHP量やTP量，攻撃力などを決める要素だが，プレイスタイルという部分に着目してみると，それよりもどのスキルを選択していくかのほうが重要なファクターとなる。スキルポイントはレベルアップごとに1ポイントしか得られないので，自分が描くキャラクターの将来像を見据えて着実にスキルを伸ばしていくことが必要だ。
　ここでは，各部族ごとのスキル取得の一例を紹介していこう。

　多彩な武器種を操り，攻撃力に優れたナーガ/キンナラのスキル特徴は，"加力発炉"からスタートする巨大なスキルツリーの存在だ。このツリーには計8スキルがあり，そのいずれかの到達点がそのままナーガ/キンナラの強さとなるため，すべて伸ばしていくよりもいずれかに特化したほうがいいだろう。もっとも，いずれは主神戦が開始されるので，それを見越した成長にするかどうかが難しいところだが。
　防御と支援カテゴリに用意されているスキルは，ソロ/パーティプレイの比率により習得レベルを決めていくのがよい。とくに，防御力を上昇させる"護身発炉"，HP回復量が増加する"熱血"は，ソロプレイでは必須だ。

　短剣タイプと弓タイプが選択できるアスラ/ラクシャサは，人気のあるクラス。スキルツリーもこの2種がメインとなっていて，プレイスタイルもはっきりと分かれているので，スキル選択は比較的楽だ。
　支援系スキルには，自身を透明化させる"幻影身"，属性攻撃の抵抗力を上げる"四神発炉"などがあるが，これらは必要になったときに習得すればよいだろう。ただし，移動速度を上昇させる"韋駄天"は，どちらの武器を選択しても有用なので，習得可能レベルになったらすぐに習得しておこう。

　棍棒，格闘武器，回復を得意とするヤクサ/ガンダルヴァは一次スキルに防御カテゴリのスキルがないため，最もスキル数が少ない。しかし，ほかのプレイヤーのHPを回復させる唯一のスキルである"神酒功"，移動速度を上げる"有翼の獅子"など，便利なスキルが揃っているのが特徴だ。とくに，自分のHPを一定時間大幅に回復する"薬叉功"は，必須スキルといえる。
　攻撃面では，毘沙門功からスタートするスキルツリーが非常に重要である。というのもこのクラスでは，星天の爪から星天脚へつなげると追加ダメージが発生するなど，連続的にスキルを使用していくのが基本となるからだ。棍棒と格闘の2種の武器種が使用可能で，星天系のスキルはこれらの武器種に依存しないものの，ほとんどのプレイヤーは格闘を選んでいるようだ。

　マントラによる呪文攻撃を得意とするディーバ/ガルーダには，4系統の属性が用意されており，習得スキル数も最も多くなっているのが特徴。風系，冷気系，雷系の3種は4スキルずつ用意されていて，それぞれ持続ダメージ，敵の移動力低下，気絶攻撃などの特殊効果が付与されている。スキル数が最も多い火炎系には，これらの特殊効果こそないものの，序盤から使いやすいスキルとなっているので，この火炎系＋残り3種のいずれか1種で育成していくのがいいだろう。
　マントラのカテゴリには，詠唱失敗の確率を低下させる"曼荼羅法"，TP回復量を増加させる"性力修練"（呪法陣の習得が必須だが）など便利なスキルがあるので，これも習得可能レベルとなったら最低1レベルは覚えておきたい。

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