2004/07/24 23:51 |
「東京キャラクターショー2004」の会場の様子。例年,初日はレアグッズ目当ての来場者で賑わう
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本日および明日の二日間(2004年7月24〜25日),国際コンベンションセンター(幕張メッセ)で「東京キャラクターショー2004」が開催されている。本サイトで"キャラショー"というと,意外な印象を持つ読者も多いことと思うが,今年からは「オンラインゲームゾーン」も設置され,最新PCゲームもちらほら顔を出すイベントとなっているのだ。 PCゲーム関連および,PCゲーマーにとって興味深い出展を案内しよう。
まずは注目のオンラインゲームゾーンから。ガンホーのブースでは,MMORPG「ラグナロクオンライン」を体験してもらう「はじめてのラグナロクオンライン」や「じゃんけんポリン大会」が催され,多くの観客を集めていた。ゲームに登場する可愛らしいキャラクターに扮した,いつもの「ラグナロ娘」も交えて,なかなかの盛況ぶりだ。
KESPIとYNK JAPANによる「シールオンライン」の出展も,ブースに大きなぬいぐるみを用意するなど凝っていた。ブースには,シールオンラインの絵柄を前面にあしらったキューブ型PC「シール☆キューブ」も並ぶ。目新しい話としては,携帯電話でプレイ可能な「シールモバイル」(仮称)の情報も,パネル1枚ではあるが用意されていた。会場で訊いてみたところではiアプリでなく,詳細は未定ながらさまざまなキャリアに対応可能だという。また,ゆくゆくはPC版と連携することを考えているそうなので,今後の展開に注目したいところだ。
左:東京キャラクターショー2004には,オンラインゲームゾーンが設置された。PCおよび携帯電話でプレイできるオンラインタイトルの展示が並び,なかなかの盛況ぶりだった
中:「シールオンライン」の展示で賑わう,KESPIとYNK JAPANのブース。右端に見える凶暴そうなウサギのキャラクター(ローターラビ)は,ここで販売されている携帯ストラップなどいくつかのグッズに登場していた
右:シールオンラインの推奨プレイ機種にも指定されている,キューブ型PC「シール☆キューブ」。シールオンラインの絵柄をあしらったフロントシート8枚が付属し,好きなものをえらべる
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ブロッコリーが制作中の「アクエリアンエイジ」PCゲーム版。アクエリアンエイジ世界の人気キャラクターと対戦するストーリーモードは,9月に公式サイトで公開されるという
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ブロッコリーのブースで注目すべきは,同社のトレーディングカードゲーム「アクエリアンエイジ」のPCゲーム版だろう。「チュートリアルモード」のほかに,プレイヤー同士で対戦する「オンラインモード」,ゲーム世界に登場するキャラクターと対戦する「ストーリーモード」を実装する予定だが,今回の展示では,チュートリアルおよびストーリーモードがプレイ可能だった。ストーリーモードは2004年9月から「こちら」の公式サイトで公開するとのことなので,ファンの人には楽しみに待っていてもらいたい。
オンラインゲームゾーンにはこのほかに,サミーの「ストラガーデン」の来場者体験プレイや,ガンホーの「ゲットアンプド」と「ポトリス2」,テラネッツのWebブラウザゲーム「アシュラファンタジーオンライン」(AFO),FOMA900iシリーズ専用のiアプリで,携帯電話ゲームで初めてのMMORPGとしてサービス提供中である,ブイシンクの「魔法学園アヴィリオン」などが展示され,かなりの賑わいぶりだった。
さて,オンラインゲームゾーンに隣接する形で,会場には「カードゲームゾーン」が設けられていた。ここは大きく二つに仕切られ,一方では前述したアクエリアンエイジの対戦が行われていた。もう一方では,会場で先行発売もなされている「ラグナロクオンラインカードゲーム」の体験会,オープンテストプレイが行われていた。カードゲームからPCゲームへ,はたまたPCゲームからカードゲームへ。なかなか面白い構図だが,どちらのスペースにも多くのトレーディングカードファンが詰めかけていたようだ。
左:午後に入って多くのプレイヤーが集まって来ていた,3D表示のMMORPG,サミーの「ストラガーデン」の来場者体験プレイ
中:会場で先行販売も行われた「ラグナロクオンラインカードゲーム」の,オープンテストプレイ風景
右:携帯電話で初めてのMMORPGである,FOMA900iシリーズ専用の「魔法学園アヴィリオン」。月ごとに新しい章が始まり,レベル上限などが変わっていくという
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真・女神転生オンライン IMAGINEのイメージムービーが流れていたアトラスのブース
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オンラインゲームゾーン以外でPCゲームの話題といえば,先日「こちら」でお伝えした,アトラスのオンラインRPG「真・女神転生オンライン IMAGINE」がある。ブースではイメージムービーが流されていたが,内容は本日(7月24日)にオープンしたばかりである,同作品の公式サイトの「こちら」で確認できる。ゲームに登場する悪魔やプレイヤーキャラクターが,派手な魔法攻撃を繰り出している様子が見て取れる。
とはいえ,ほかに情報らしい情報がなかったので,会場にきていた広報担当の方に,作品にまつわる大まかな話を訊いてみた。それによると,真・女神転生オンライン IMAGINEの背景世界は「真・女神転生」の「3」でなく「1」および「2」をベースとし,コンシューマタイトルライクで格段に親切かつシンプルな操作体系となっているとのこと。また,コミュニケーションにストレスが生じないことと,コミュニティ内でプレイヤーが必ず役割を持てる,つまりほかのプレイヤーの役に立てることを目指して,開発されているらしい。加えて,これはあくまでα版段階での話だが,「複数のゲームモード」とは「RPGモード」二つと「RTSモード」のことを指し,視点は三人称で,一人称視点は用意されていない,とのことだった。 どうも話を聞くかぎりでは,「巨大なロビーシステムを備えた,Diabloライクな相互接続型のRPG」のように想像できるのだが,確定的な回答はもらえなかった。公式サイトの情報は頻繁に追加,更新されるとのことなので,続報を待ちたい。
このほか,ガイナックスのブースでは,アニメライクなキャラクターが登場する,PCベースのネットワーク対応SF格闘ゲーム「グラップルガイア ―女王の翼冠―」のプロモーションムービーが流されていた。メカデザインに吾妻ひでおも参加するというこの作品,Windows Me/2000/XP対応で価格は5000円,2004年8月13〜15日の「コミックマーケット66」での限定発売になるとのこと。
真・女神転生オンライン IMAGINEのイメージムービーから。召喚や魔法のエフェクトがかなり派手だが,最近はコンシューマタイトルでも多用される,パーティクルエフェクトだろう
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"キャラショー"といえばレアな限定キャラクターアイテムというのが通り相場だが,物販ブースにはラグナロクオンラインのものなど,PCゲームに関連したグッズも若干ながら並んでいる。PCゲームでおなじみのメーカーのブースも混ざっているので,会場に足を運ぶならばチェックしておきたい。(Guevarista)
左:今回が初の出展となる工画堂スタジオの販売ブースと,その前でポーズをとる公式コスプレイヤーの二人
中:バンダイブースの隅に設置されていた「ザク」の頭。大きさからみて"実物大"と思われるが,アムロのお父さんもびっくりだろう
右:こちらは東映ビデオのブース,「ゼブラーマン」の展示コーナーで見かけた,イカしたデザイン&カラーリングのダルマさん
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