[GC#22]ライプチヒで「Halo 2」が初めて一般公開!
2004/08/27 18:22
 Game ConventionのLeipzig Messe会場で,足の踏み場もないほど混雑していたのが,「DOOM III」「Halo 2」の出展ブース。ただしHalo 2はMicrosoft社の係員によってキチンとした行列ができており,並べばいつかはプレイできるという状態だった。

 デモンストレーションは,E3 2004で一部のプレスに公開されていたものとほぼ同じもので,4対4のCTFをソファに座ってプラズマテレビの前でプレイするという趣向だった。
 プラズマテレビの大画面だったので前作と比較するのは難しいが,キャラクターモデルもテクスチャもより精巧になっており,ちょっと異常なほどだったバンプマッピングもさらに強調されている感じ。フラットに見えたキャラクターモデルも,かなりリアルになっている。乗り物は横転したときには下部からエンジンが描かれているのが見えたし,今回からはポリゴンレベルでダメージが表現されるのも良い感じだ。
 使用されたマップは"Zanzibar"というもので,立体的に隠れてスナイピングできるような場所もいくつかあり,Halo初心者でも熟練者と一戦交えて十分楽しめるような工夫がされているようだ。ただ,4対4のCTFにはちょっと窮屈な感じもする。
 このマップの基地中央部には回転式の橋が備わっており,輪の中央へ飛び降りることができる。そこには,プラズマソードという新しい武器が置かれていた。これは,前作でコヴナントの透明型エリートが所持していたかなり強力な接近戦専用兵器で,数撃すれば確実に相手を仕留められる。しかし,やはり近づく行為そのものが大変で,ある程度のマップの知識や運も必要だろう。決まったときは爽快なはずだし,プラズマソード・オンリーのマルチプレイヤーモードも楽しいかもしれない。

 武器関連でいえば,今回からは装備している二つの武器を片手ずつに所持して戦えるようになった。ただしすべての武器を片手で扱えるわけではなく,ピストルやプラズマガン,ニードラー,サブマシンガンなどに限られているようで,先述したプラズマソードやロケットランチャーなど強力な武器は除外されている。
 これにより,携帯できる武器は両手分が増えて三つとなった。Xboxのコントローラでは両サイドで一つずつ操作できるので,一気に二つの武器を使ってもいいし,うまく間隔をずらしてリローディングによる死角をなくすこともできるだろう。
 ロケットランチャーの仕様も変更されていて,照準を敵にうまく合わせればロックオンするようになった。かなり逃げにくくなりそうで意見が分かれるところだろうが,ワートホグやゴーストへのダメージは与えやすくなり,ゲームとして面白くなりそうな気もする。



 Halo 2で驚いたのは,破壊できるオブジェクトが増えていること。そのヘンに転がっている車/機械の残骸や,もちろんドラム缶も爆破可能になった。当然のごとく爆破時に付近にいるキャラクターはダメージを受けるので,スナイピングで威力を発揮しそうだ。
 音響面でも,Dolby Digital 5.1へのサポートを表明している初めてのソフトとして期待できそうである。(ヘッドホンを付けていたのもあり)銃弾が飛んでくる方向が良く分かったし,乗り物やロケットなどは近づくにつれて音が大きくなっていた。また今回からは,水の流れなどの環境音にも力が入れられている

 短い間での対戦プレイのみなので,まだまだ気づかなかった部分も多いはず。しかし,これだけでも相当に変化しているのが分かるだろうか。Halo 2は,Xbox Live! 3.0のプレミアタイトルとして同時リリースされる予定で,オンライン上でクランを結成して,アーマー/フラッグの色やロゴを統一できることが知られている。ランキングシステムの有無など分からない部分も多いが,オンラインゲーム機としてのXboxはさらに進化しそう。もちろん,PC版に移植されたあかつきには,存分に遊び倒すことになるだろう。(奥谷海人)

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