2004/09/13 17:00 |
昨日9月12日,現在オープンβテスト中のオンラインゴルフゲーム「スカッとゴルフ パンヤ」のWCG日本大会決勝戦が,インターネットカフェCafe J Net NEWNEW渋谷店で行われた。 この大会での上位4名には,アメリカ・サンフランシスコで開催されるWCG本選への参加資格が贈られるということもあり,激しい戦いが繰り広げられた。といっても,そこはカジュアルさがウリの本作。参加者達は真剣ながらも,比較的のどかな,和気あいあいとしたイベントとなった。
以前「こちら」のNewsで紹介したように,この日本大会決勝への参加資格を持っているのは,これまでに行われたオンライン予選で好成績を残した25人と,総合ランキング上位5人の,計30人。しかしこの日本大会決勝は東京で行われるため地方の人にはつらく,また成績次第では,WCG本選で10月に1週間以上渡米する必要があるため,出場を辞退する人もおり,当日会場に集まった参加者は計17人となった(実は18人の予定だったが,直前に一人キャンセルになったとのこと。ちなみにその一人は,参加していれば唯一となった女性。ちょっぴり残念?)。
さて決勝戦は,この17人で大会モードの30人対戦を使って行われた。使用コースは,セピアウィンドコース。この決勝戦用にあらかじめ用意されたキャラクター(ケン:3万PP所持)を使い,約15分の準備期間のあとに試合開始となった。ちなみにこの準備期間中は,ゲーム内でできることならなんでもやってよく,素直にPPを支払ってキャディを雇う人もいれば,急いでチュートリアルをプレイしてキャディ"ポンタ"を入手し,少しでもPPを節約しようとしている人もいた。
試合が始まって感じたのは,決勝戦らしい"緊張感"と,それとは相反するような"のどかさ"が,渾然一体になっていることだ。ショットの瞬間は参加者達も真剣そのもので,ミスってしまったのだろうか,ときおり「しまった」「くそっ」なんて声も聞こえていたくらいだが,逆にショットとショットの合間には,コースをトップビューで眺めながらゆっくりコーヒーを飲んだり,チャットに興じたりしているのである。カップルで来ている参加者もチラホラおり,ミスショットしたあとには連れに言い訳したり,なんて姿も。 本作のプロデューサーであるSeo, Kwan Hee氏は,以前インタビュー「こちら」でゴルフはターンベースだと話していたが,まさにターンベースの良さが感じられる決勝戦だった。
こんな,真剣かつ和気あいあいとした雰囲気で進められた日本大会決勝戦で,いつもどおりの力を出して見事WCG本選出場の切符を手にしたのは,以下の4人だ。
1位(-19) れいんまん 2位(-17) みつ葉 3位(-16) (あくま)pooh 4位(-16) 有為(むふ)
ご覧の通り,オフラインでの一発勝負の戦いだというのに,非常にハイレベルな結果となった(18ホールで19アンダーって!)。WCGで戦うのは韓国および台湾の選手で,当然会員数100万を数えるという韓国勢が強敵なのは間違いないが(日本は約7万),この4人ならばなかなか期待できそうである。この4人に不安点があるとしたら,4人共,パスポートを持っていなかったことくらいだろうか(ぜひ早めに手続きを!)。 各選手の勝利コメントも紹介しておこう。
れいんまん選手「がんばってサンフランシスコ行ってきます」 みつ葉選手「引退試合だと思ってたら,こんな結果に。もっと続けます」 (あくま)pooh選手「残念会を予定していたのに,思わぬ結果にビックリ」 有為(むふ)選手「ほかの3人に比べたら僕はオマケですが,がんばってきます」
ちなみにれいんまん選手は,上のコメントのあと,また司会者(ゲームポット植田氏)にマイクを要求し,「実はまだ就職が決まっていないので,どなたかよろしくお願いします」とアピール。ゲームの実力はすでに証明されていることだし,実際にゲーム業界で働くことになるんじゃないだろうか。 さてこのあと,Tシャツなどパンヤオリジナルグッズや,本決勝戦に協賛したNTTカードソリューション提供のカード「カレット」(「リネージュII」の決済にも使用されている電子マネーの一種)1000円分などを賞品にしたジャンケン大会が行われ,最後まで和気あいあいとした雰囲気を保ちつつ,無事に終了となった。
写真左はGMクラモト氏。一時は4位につけ「まさかGMがWCG本戦に出場?」なんて声も聞かれたが,最終的にはミスショットと,チャットでの言い訳メッセージが印象に残った。会場の雰囲気が明るかったのは,彼のおかげかも
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さてこのあと,日本大会決勝で1位となった"れいんまん選手"に,簡単に勝利者インタビューを行った。
4Gamer: 優勝おめでとうございます。 れいんまん選手: ありがとうございます。8月にWCGの発表があって以降,ずっと同じルールで練習してきた甲斐がありました。
4Gamer: あの発表って,ちょうどオープンβテストが始まった頃ですよね。オープンβテストから始めたんですか?
れいんまん選手: いや,プレイだけならNTTフレッツ限定テストの初日からやっています。
4Gamer: それは頼もしいですね。そのうえWCGに向けて練習していたというのなら,今日は自信があったでしょう?
れいんまん選手: 一応友人達には,「サンフランシスコに行ってくるから」と言ってきました(笑)
4Gamer: 口だけじゃなく,実際に19アンダーという好成績でサンフランシスコ行きを決めたのだから,お見事としかいいようがないですね。ぜひ本選でもがんばってください。それでは最後に,WCG本選に向けての抱負を語ってください。
れいんまん選手: これは僕自身の抱負というわけではないのですが,WCGを通じて,今後パンヤがいろいろな国でプレイされるようになればいいなと思っています。
4Gamer: 早くWCGの正式種目になってほしいですよね。それでは,ありがとうございました。
今回話を聞いたのはれいんまん選手だけだが,ほかの3人もかなりの実力の持ち主なのは確か。10月に行われるWCG本選が,実に楽しみだ。この4選手は,大会まで練習を重ねるのはもちろん,ぜひパスポートの手続きもお忘れなく。(Iwahama)
→「スカッとゴルフ パンヤ」の公式サイトは,「こちら」 →「スカッとゴルフ パンヤ」の記事一覧は,「こちら」
左はれいんまん選手。写真中央は,3位になった(あくま)pooh選手(右の集合写真で,前列の向かって右から二人めの,帽子をかぶった人)が,ほかの選手達のサインを集めている様子
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