2004/09/26 00:53 |
東京ゲームショウで巨大なブースを用意し,大々的にデモンストレーションを行うのが一つの魅力ともなっているNCsoft/エヌ・シー・ジャパンだが,今年のTGS2004でもそれに漏れず,同社が運営する「リネージュII」のイベントが多数開催されて,昨年よりやや狭くなった気がするブースは,常に大混雑。 イベントの内容は「こちら」のNewsでお伝えしたように,12月7日に実装予定の最新バージョン「クロニクル2 Age of Splendor」で追加される機能を使ったものが多くなっていて,クロニクル2がゲーム自体のアップデートにとどまらないことを打ち出していた。 開催されているイベントのうち,モンスターレース,ボスモンスターバトル,TRY!トライアスロンは1時間ごと(モンスターレースは30分ごと)に開催されており,同社のブースを訪れた人たちでごった返していた。
しかしなんといっても,目玉は24日に行われた編集部対抗PvPバトルロワイヤルと,25日に行われたアンタラスへの挑戦イベントの二つだ。 まず編集部対抗PvPバトルロワイヤルは,各ゲームメディア(出場メディア数は13)から2人ずつ出場して,クロニクル2で追加されたPvPエリアのコロシアムでバトルロイヤルを行うというもの。公式サイト「こちら」にあるフォームで優勝者(最後まで生き残った人)がどこになるかを予想(投票は終了)でき,正解者にはもれなく特製壁紙が,さらに抽選で5人には「リネージュII ビジュアルファンブック 〜リネージュII オフィシャルイラストレーター ジョン・ジュノサイン入り〜」がプレゼントされる。 そのバトルロワイヤルのルールだが,あらかじめ用意されたレベル52のキャラクターを使ってバトルを行うという簡単なもの。回復アイテムは事前に用意されず,コロシアム中にランダムで出現する宝箱に入っているものを利用するということから,宝箱をうまく利用していくのが勝利へのポイントだったようだ。 バトルロワイヤルは静かな立ち上がりで進んでいたが,約5分を経過したあたりから白熱したバトルが展開され,運悪く(作戦かも?)複数に狙われた人たちが次々と倒されていった。最後にコロシアムに立っていた(=優勝)のは,LOGiN。公式サイトでの予想で1位のドリマガ(39.2%)は中盤で倒れてしまい,それに25ポイント近くの大差が付いての2位(14.5%)だったLOGiNが優勝をかっさらったという構図となった。
編集部対抗PvPバトルロワイヤルは,業界での有名人,LOGiN山本氏が最後まで生き残って優勝。LOGiNに投票した人にはプレゼントが当たるチャンスがある
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さて次は,25日に開催されたアンタラスへの挑戦イベントだ。これは事前に挑戦権を獲得した5チーム(1チームは6人)30人が協力して,同作の最強モンスターの地竜アンタラスを倒すというもの。イベントでの情報では,このアンタラスの強さのレベルは,現在サービスを行っている韓国,日本などではまだ倒されたことがないというほど。テストサーバーでは約1000人によるRaidで倒すことに成功したらしいが,これほどの強さのモンスターはMMORPG界でもめったにおらず,文字通り最強クラスだろう。 ちなみに,キャラクターは参加者がいつも使っている自分のものを使うが,今回のイベント用に特別にレベル75(最高レベル)にし,また実装されていないAグレードの武器/防具が手渡されていた。 今回のイベントでは,会場での30人に加えて,福岡,大阪のネットカフェからの参加者20人を加えた総勢50人でこのアンタラスに挑戦(10分間の制限時間もあった)することになる。普通に考えれば「無理じゃん」と思うが,イベントということもあってパラメータを変更し,特別仕様のアンタラスとなっていたようだ。そこで,倒せる可能性もあるとのことで,参加者たちは非常に浮き足立っており,またイベント開始前から同社のブース前にはアンタラスをひと目見ようという人や,どのくらいの強さなのだろうかと興味津々の人たちでそれまで以上の人だかりとなっていた。 その結果だが,壊滅や崩壊することなく立ち回って善戦するも,10分の制限時間内に倒せずにタイムアップ。参加者たちは,あらかじめある程度の打ち合わせをしていたようで,数名がアンタラスの注意を引き付けて逃げ回り,他のプレイヤーたちが集中砲火を浴びせるという戦術を採用。手馴れているという印象を受けたが,結果として与ダメージ量不足ということとなってしまったようだ。TGS2004の最終日となる26日にもアンタラスへの挑戦イベントが開催されるので,こちらではぜひとも討伐成功してほしいところだ。
巨大な地竜アンタラス。ブースは人だかりで前が見えないほどの人気で,討伐が期待されたが,残念ながらタイムアップで終了となった
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どちらのイベントも白熱したバトルとなり,同作がキャラクター成長や攻城戦,ハック&スラッシュだけではない要素を持っていることのアピールには成功したようだ。ミニゲームの追加でまったりと過ごすこともできるようになるクロニクル2の実装を,プレイヤーは今から楽しみに待ってみよう。また,プレイしたことのない人も面白そうと感じたならば一度触れてみるといいかもしれない(月額はちょっと高いが)。(Seal)
→「リネージュII」の記事一覧は「こちら」
→「リネージュII:クロニクル2 Age of Splendor」のスクリーンショット集は,「こちら」
→「リネージュII」クロニクル2の韓国版での情報は「こちら」 →「東京ゲームショウ2004」の記事一覧は「こちら」
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