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発売間近「スター・ウォーズ ギャラクシーズ完全日本語版」プレス向け発表会開催
2004/12/13 14:04
トルーパー達は,結構朝早くから集まっていたらしい。ご苦労様です
 MMORPG「スター・ウォーズ ギャラクシーズ完全日本語版」(以下,SWG)が,12月23日に発売される予定だ。12月11日(土),本作のプレス発表会が,東京渋谷区にあるJ-POP CAFE渋谷で開催された。

 あらかじめ断っておくと,この発表会では,とくに新情報は出ていない。発売を目前に控え,このあたりで一度大々的にイベントを行っておこうという趣旨だろう。実際この発表会には,プレスだけでなく,ファンサイトの関係者など一部一般の招待客もおり,いろいろとスター・ウォーズらしい趣向を凝らした,にぎやかなものとなった。

 同店のある渋谷BEAMのエレベータを7階で降りると,歓迎してくれたのは美しいコンパニオンではなく,二人のストームトルーパーであった。奥にはドロイドの姿も見える。またガラス壁には,映画「スター・ウォーズ」のシーンが投影されている。
 さすがに受け付けを担当するのは生身の人間(?)だったが,彼女達にしてもマントのようなものを身に着けており,雰囲気満点。見渡すと,スター・ウォーズ関連グッズが展示されていたり,ベイダー卿が「スター・ウォーズ公式クレジットカード」を宣伝していたりと,スター・ウォーズに関係ないものを探すのに苦労するくらいであった。

 受け付けで名刺を渡し,代わりにパスを受け取って店の奥に入……ろうとすると,ストームトルーパーに行く手を阻まれた。彼らはしばらく先述のパスをチェックし,OKが出て,初めて席に着くことができた。SWGのゲーム内での演出(プレイしている人ならご存じだろう)ってやつだろうか。
 店の奥は,……それまで以上にスター・ウォーズ世界(?)だった。あたりはトルーパーだらけだし,二つの大型モニターと一つの巨大スクリーンでは,スター・ウォーズ関連の映像が流れている。さらに,筆者の席の前にポツンとたたずんでいたのは,R2-D2である。このR2-D2,正直,最初はただの飾りだと思っていた。しかししばらくのち,突然いつものあの声でしゃべりだし(近くにいたC-3POが翻訳してくれなかったので,何を言っているかは分からなかったが),あたりをウロチョロし始めたのである(あえて写真は載せないが,非常に貴重だと思われる,R2-D2の内部の機器を調整している場面まで目にしてしまった)。

 ……とまぁ,数え上げればきりがないが,とにかく9月の東京ゲームショウでも人気だったストームトルーパー隊が,ここでも大活躍していたわけである。



エレクトロニック・アーツの平岡氏。本作では厳しい修行を積むことでジェダイになると言われている。私のキャラクターはほど遠いですが……なんて話していた
 そんな状況下で始まった発表会は,やはり一般的なそれとは趣(おもむき)が異なるものだった。
 まずエピソード4のダイジェストが流され,その後司会の女性が現れた。彼女もまた,受け付けの女性と同様,黒いマントを身にまとっている。この司会者は,デススターが破壊され(先ほどのダイジェストの終盤にこのシーンがあった),それに関わったと思われる反乱軍のメンバーを一刻も早く捕らえるために,帝国軍では新たな徴兵を行っていると話した。つまり,我々プレス陣および招待客は,その徴兵に応じて集まった志願者というわけだ。
 なんだかよく分からないが,その司会者の「帝国軍の繁栄を祝して,乾杯!」という声と共にドリンク(さすがにアルコール類はなかったが)を飲み,発表会の本番がスタートした。

 さて,この発表会という仮想世界(?)におけるSWGは,帝国軍が開発した新兵器という設定だった。この秘密兵器を使用することで,誰もがスター・ウォーズの世界へと入れ,銀河のさまざまな惑星に行けると司会者は説明した(「惑星だけに,ワクワクしますね。……ちょっと笑いましたね?」という司会者のジョークを,未だに覚えている)。
 「これは遊びではありません。任務です。そこで我々帝国軍と協力関係にある,エレクトロニック・アーツの平岡君より,この新兵器を解説してもらおう」との司会者の紹介で登場したのは,同作プロデューサーへのインタビュー記事「こちら」でも少し話してもらった,同社マーケティング担当の平岡氏である。
 平岡氏は,本作の特徴をムービーやスライドショーを使って,丁寧に説明してくれた。……ただ先述したとおり新情報はなく,当サイトの読者には聞き慣れた話ばかりなので,ここではそのとき使用されたスライドショーの画像を掲載するだけにとどめておく。もっと本作について知りたいという人は,連載記事「デススターより愛を込めて」か,当サイト内の本作紹介ページ「こちら」をご覧いただきたい。



発表会の終盤で配られたドリンク。最初は白っぽい(左)が,かき混ぜると赤色(右)になるという,帝国軍にふさわしい飲み物だとか。意外と(?)おいしかった
 そういえば,一つだけ,初耳の情報があった。それは,次の日曜日(19日)に,またもや本作の発表会を行うということ。といっても場所は東京・六本木のエレクトロニック・アーツ本社内で,メディアを集めての体験会を行うというのだ。
 なんでもいろいろと賞品(ということは,何かしら順位付けされるということだろうか?)が用意されているそうなので,4Gamerでも参加する予定。この模様は後日お伝えしよう。

 平岡氏による本作の紹介のあとは,撮影会やプレゼント抽選会(筆者も一つ当てたので,後日プレゼントページで放出しよう)などが行われ,さらには映画エピソード3の予告編まで流されるなど,最後までにぎやかなうちに終了した。
 変な話だが,この発表会に,かなりの手間ひまがかけられたのは想像に難くない。別に新情報はないわけだし,発売日前に本作についてプレスに取り上げてほしいのなら,19日の体験会だけでも十分ではないだろうか。しかしそれで良しとしないのは,同社がそれだけ本作に力を入れている証拠だろう。
 大手パブリッシャであるエレクトロニック・アーツが"本気"で取り組むスター・ウォーズ ギャラクシーズ。どれだけの人気となるのか,楽しみである。(Iwahama)

「スター・ウォーズ ギャラクシーズ完全日本語版」
 →公式サイトは「こちら」
 →連載「デススターより愛を込めて」は「こちら」
 →紹介ページは「こちら」

余談だが,近くにいた一般の招待客達がゲームの話で盛り上がっていて,「映画は嘘ばっかりだ」なんて話していたのが,印象深い。映画のほうが嘘だったのか……


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http://www.4gamer.net/news/history/2004.12/20041213140410detail.html