スタッフ達も参加した「DAoC日本語版」第一回ファンイベント
左から,Eugene Evans氏,Aaron Peterson氏,Matt Firor氏
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Mythic Entertainmentは,1月15日に「ダーク・エイジ・オブ・キャメロット」(原題 Dark Age of Camelot)日本語版の第1回ファンイベントを,秋葉原Neccaで開催した。 当日は,寒波によって実に気温が低く,またあいにくの雨ということだったが,会場に用意された席が埋まるほどのファンが詰めかけ,一時は立ち見となることもあるほどの混雑ぶりに。同作は,1月31日から正式サービスが開始されるということで,日本でのコミュニティは発展途上(英語版プレイヤーは存在していたが)。また東京近郊に住む人以外には参加しづらいはずだが,それでもこれだけの人数が集まるというのは,本作が持つパフォーマンスの高さ,人気の高さを改めて知らされた。
イベントは,同作のエグゼクティブプロデューサーのMatt Firor氏を始めとして,マーケティングバイスプレジデントのEugene Evans氏,日本語版リードGMのAaron Peterson氏,日本語版プロデューサーのAyaka Hahn氏といった同社のスタッフが参加して,開発側の「生」の声を聞く絶好の機会となった。 各スタッフの挨拶の後,最新拡張パック「Catacombs」(日本語版は2005年3月に発売予定)の特徴解説や,2006年にサービス開始を予定している新作MMORPG「Imperator」のムービー公開と簡単な紹介などを,Matt氏自ら行っていた。簡単にまとめると,以下のような感じだ。
■Catacombsの特徴 ・地下を舞台としており,ダンジョンや街もある ・キャラクターグラフィックスの追加により,より個性を出せるように ・すべてのレベル帯のキャラクターに対応したストーリー(クエスト) ・インスタンス(プライベート)ダンジョンの実装 ・1時間から2時間程度のプレイでも成長していけるカジュアルさを重視
一方のImperatorは,まだ開発中ということもあって具体的な情報はあまり出てこなかったが,同氏は西洋ファンタジー世界のDAoCとは異なるSF(サイエンスフィクション)という世界を表現したいと語っていた。会場で公開されたムービーは,追って4Gamerにも掲載する予定なので,ぜひお楽しみに。
この後は質疑応答となったが,集まったファンは結構やり込んでいる人ばかりだったようで,ゲーム内での疑問を開発者にぶつけるというよりは,改善要望が多かった。また,現在クローズドβテストが行われているので,オンライン上でもテスターから質問を受け付けるといったインタラクティブ性を重視していたのも印象的だった。 この質疑応答では,(確定ではないが)日本語版サーバーは当分一つで,日本語版プレイヤーのみが参加できること,GMコールの待ち時間を改善していくことなどが語られた。ほかには,Respec(スキルポイントの再割り振り)クエストの難度引き下げ,Masterレベルを含むクエストの難度の引き下げなどの要望が上がったが,これらはすでに着手している部分も一部あり,発売当時から変化しつつある最近のゲーム市場の主流に合わせていくようだ。本家英語版でも,バランス調整を含む難度引き下げは数回行われており,2週間後に予定されているパッチでも行われるとのことだ。 なおこのQ&Aの内容は,後日「The Camerot Herald」の日本語版サイト「こちら」で掲載される予定。
この後,アメリカのファンイベントなどでも使われた,プレイヤー作成のインゲームムービーが流されたり,会場とテスターから希望を募って,普段あまり見られないモンスターを出現させるイベントが行われたりと,オンライン/オフラインに限らず参加者は非常に有意義に過ごせたようだ。また,当日はプレイヤーに参加Realm,キャラクター名などを記載する名札が配られていたので,同じRealmの人達で集まって談話しているなど,"これぞファンイベント"という雰囲気となっていた。 海外ではこのようなファンイベントは結構開催されているが,日本ではギルド単位などプレイヤー主体で小規模というのがほとんど。今回のようにメーカー主導(または後押し)でのファンイベントが根付けば,メーカーとプレイヤーの距離を縮めていけ,タイトルだけでなくプレイヤー側も成長できるだろう。(Seal)
「ダーク・エイジ・オブ・キャメロット 日本語版」 →公式サイトは「こちら」 →Mythic Entertainment社インタビューは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
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テスターが希望したドラゴンを召喚しているときに,突如として現れたThe Phoenix(画面下段左)。これはテスターを驚かせようと,Matt氏が操作していたものだった。
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