[韓国ゲーム事情#295]「Lineage II」,MSN Messengerを搭載
Kimの韓国最新PCゲーム事情#295
「Lineage II」,MSN Messengerを搭載(2005/1/19)
Text by Kim Dong Wook特派員
NC Soft社と韓国Microsoft社は,「Lineage II」(邦題 リネージュII)に「MSN Messenger」との連携機能を搭載するという契約を締結したと明らかにした。
MSN Messengerといえば,日本でも普及しつつあるインスタントメッセンジャーの代表格。このメッセンジャーとの連携機能は,近日中にテストサーバーで公開予定の「Chronicle3:Rise of Darkness」と同時に実装される予定で,これにより,同作のプレイ中にはMSN Messengerを使用できないという問題を解決するという。つまり,Lineage IIのプレイ中でも,ゲーム内の知り合いだけでなく,ほかの友人達とも自由にコミュニケーションがとれるわけだ。 今後韓国では,多くのインターネットサービスがゲームを中心に統合されていき,オンラインゲームはインターネットにおける新しいプラットフォームへと成長していくと見込まれている。
NC Softの関係者は,両社がオンラインゲームとMSN Messengerの未来について議論を繰り返した結果,Lineage IIにMSN Messengerの機能を搭載するという結論に至ったと語り,「今後,Lineage IIのゲーム内で,より有効なMSN Messengerの活用方法を模索していく予定だ」と締めくくった。 一方韓国Microsoft MSN事業部のスタッフは,「メッセンジャーは最初,簡単なメッセージをオンライン上で取り交わすために生まれたものだが,ユーザーがオンラインである時間が非常に長くなった現在では,単なるメッセージの送受信以上のサービスが求められている」「MSN MessengerとLineage IIの統合を通じて,ネットユーザー達がどのような新しいコミュニティを想像するのか,非常に興味深い。我々としても,期待を裏切らないようさまざまなサービスを開発していきたいと思う」と話していた。
<参考・メッセンジャーとオンラインゲームについて> 韓国は,誰もが電話よりもメッセンジャーでのコミュニケーションに慣れているほどで,メッセンジャー人口は約1400万人といわれている。さまざまな種類のメッセンジャーソフトがあるが,中でもMSN Messengerが一番人気だ。 韓国でのメッセンジャーの利用比率を見ると,MSN Messengerが54%で,10代後半から40代までの幅広い層に使用されている。小学生など10代に人気の「BuddyBuddy」が26%で2位,SK TELECOMという人気キャリアの携帯電話と連動していて人気の「NateOn」が13%で3位となっている。 最近では,ゲームポータルサイトやオンラインゲーム(とくにMMORPG)自体が独自のメッセンジャー機能を用意することが多くなっているが,そのゲーム内での知り合いだけが使うという決定的な短所があり,あまり活発に使われているとはいえない状況だ。
「リネージュ II」 →日本公式サイトは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
Lineage (r) II and Lineage (r) II the Chaotic Chronicle are registered trademarks of NCsoft Corporation. 2004 (c) Copyright NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute, and transmit Lineage II the Chaotic Chronicle in Japan. All Rights Reserved.
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