クリスティの有名推理小説「そして誰もいなくなった」ゲーム化決定
The Adventure Companyは,アガサ・クリスティの推理小説「そして誰もいなくなった」をベースとするアドベンチャーゲーム「And Then There Were None」を,2005年秋に発売すると発表した。
クリスティの原作本は,テレビドラマや舞台などさまざまなメディアで題材とされているので,知っている人も多いだろう。謎の人物によって孤島に招待された10人の男女が,マザーグースの童謡どおり一人ずついなくなっていく(殺されていく)という,サスペンス感溢れる内容だ(もちろんクリスティお得意の,驚くべき結末も用意されている)。なおゲーム化にあたりオリジナルの要素を付け加えることで,原作を知っている人にも楽しめるようにしているということだ。
開発は,コンシューマ機向けなどに「Spider-Man 2」や「Shrek 2」といったゲームを開発したAWE Gamesが行う。販売のThe Adventure Companyといえば,「Syberia」(邦題 シベリア)など,一連のピュアアドベンチャーゲームを販売しているパブリッシャとして有名。この2社のタッグであれば,内容にはさほど心配はないだろう。 いまだ公式サイトなどは公開されていないようだが,アドベンチャーゲームファンやミステリーファンには見逃せないタイトルとなることは間違いない。(朝倉哲也)
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