[韓国ゲーム事情#305]e-Sports化を狙う「Guild Wars」
Kimの韓国最新PCゲーム事情#305
「Guild Wars」がプロゲームリーグ種目への参入を模索(2005/2/16)
Text by Kim Dong Wook特派員
NC Softは最近,「Guild Wars」におけるギルド対抗戦をe-Sportsへと高めるための模索を重ねており,業界の注目を集めている。
2月4日にソウルで開催された"フロンティアギルド招待戦"には,以前のフロンティアセッションに参加した六つのギルドが招待されて熾烈なトーナメント戦を繰り広げており,最終的にWar Machineというギルドが優勝を勝ち取った。
Guild Warsには開発の初期段階から,トーナメント戦の可能なシステムが用意されており,今回のイベントはそれを最終的にさまざまな側面からテストするためのものだったという。 今回のテストイベントでは,リーグ戦を放送するためのObserver mode(注1)がまだ円滑に機能していないことをはじめ, 16人が同時に対戦することで発生し得るさまざまな問題点が見出された。それらには対策が必要であるものの,画面は観客達が緊張感を共有するほど迫力のあるものであり,e-sportsへと発展させ得る可能性は十分にあると,業界関係者達は述べている。
Guild Warsのマーケティングチームの関係者は,「韓国内のリーグ戦に加え,2005年夏には全世界のプレイヤーを対象としたワールドリーグを開催する予定」と明言する。また「今回と同じようにクローズドなトーナメント戦でさまざまな試行錯誤を行い,Guild Warsのリーグ戦にふさわしい形式を定める予定。今日の招待戦イベントで優れた実力を発揮してくれた人達には,Guild Warsの第1期プロゲーマーとして活動できるようさまざまな支援がなされるほか,今後もイベントを通じて継続的に新ギルドを発掘していく」とコメントした。 一方で同社は2005年2月18日から2月20日まで3日間,韓国とアメリカで"Guild Wars 2月公開体験イベント"を開催,それを通じて同作品を本格的に公開する予定だ。このイベントではゲームの全体的なストーリーやプレイ方式などを,一編の映画のように分かりやすく見せる"Guild Warsの序章"(Ascalon before the Searing)が初めて公開され,ゲーマー達にこれから入っていく闘争状況のバックグラウンドを垣間見せる予定となっている。
(注1) 韓国のゲーム専門放送局で「StarCraft」の中継を行うとき,対戦する両プレイヤーのほかにもう一人がゲームに入って,あちこちで起きる戦闘の状況を視聴者にも見られるようサポートするモード。サッカー中継で,ボールの動きを追って多数のカメラの視点が利用されるのと同じようなもの。
「Guild Wars」 →公式サイトは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
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