トゥループランケーションは本日(3月9日),MMORPG「天下無双」で現在実施しているオープン試遊会(オープンβテスト)用のゲームクライアントの,P2P(Peer-to-Peer)による無料配信を開始した。
今回,クライアントの配信用に採用されたのは,「World of Warcraft」や「M2〜神甲演義〜」でも利用されていたBitTorrentという技術。あらかじめ「BitComet」など,ソフトをPCにインストールしておく必要はあるが,これを利用することで,ダウンロードサーバーが混雑していていつまで経ってもダウンロードが完了しないといった事態を避けられるわけだ。
オープンβテストの開始直後によく見られる,アクセス集中によるダウンロードサーバーのダウンは,もはや風物詩的なものになりつつある(「大航海時代 Online」でのプレオープン開始直後の騒動は記憶に新しい)。根気よく何日もかければ,たいていの場合は何とかなるものだが,その前にゲームで遊ぼうという気力そのものが失せてしまう人だって少なくはないだろう。そういう状況は,ゲームを運営する側にとっても,プレイヤーになりそびれた人にとっても,嬉しいものではない。 そういった意味でも,このような形でゲームクライアントを配信する試みは評価できる。
ダーティなイメージが根強いP2P技術だが,ゲーム業界のみならずIT業界全般で,このような正しいP2P技術の使い方を提示していくべき時期に差し掛かっているのではないだろうか。(tet)
「天下無双」 →公式サイトは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
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