[GDC#10]期待のFPS「F.E.A.R.」のデモが初公開!
GDCのエキスポ会場に陣取るATI社のブースで,Monolith Productions社が開発中のFPS「F.E.A.R.」が公開されており,8人対戦のマルチプレイデモが遊べる状態で展示されていた。
使用されていたマップは,これまでに公開されている画面写真でお馴染みのオフィスビル風の内層で,壁はまだテクスチャが貼られておらず,ちょっと殺風景なコンクリートのように見えた。ただし,壁や床が被弾すると大きく削られて穴が開き,立ち込める噴煙やガラスの破片が飛び散る様子は,すでに公開されているムービーデモそのままの激しさだ。敵も味方も同じデルタフォースの服装だったため,見分けが付けづらくプレイには戸惑ったが,ノーマルマッピングによるバックパックやマスク,膝のパッドなどの描き込みは素晴らしかった。
マルチプレイモードで使用できた武器は,2連ピストル,サブマシンガン,ショットガン,アサルトライフル,セミオートライフルといった定番もののほか,ネイルガンとプラズマウェポンが用意されていた。このことから,舞台設定が近未来であることが予想できる。今回のデモ版では,対戦時には武器を1種類しか選択できず,ゲームが始まるとマップ上で手榴弾や時限爆弾,予備弾薬を探すことになる。もちろん,倒れた敵の武器も奪える。
このマップは,吹き抜けを中心に入り組んだ通路や階段でつながっており,爆弾系の武器がモノをいう。 どのキーを押せば発動されるのかは分かりにくかったものの,映画「マトリックス」のバレットタイムのように,15秒間程度スローモーションになることが何度かあった。 銃撃で割れた窓ガラスから外を見ると,意外と平面っぽく見えたのはちょっと不安にさせる部分である。今後各テクスチャやシャドウが用意されて,相当レベルが高いものになることを期待したい。
F.E.A.R.は,映画「マトリックス」と「リング」を掛け合わせたような内容になるらしく,これまでのFPSには少なかった現代的オカルトのエッセンスが満載のゲームである。「No One Lives Forever」(邦題 ノーワン リブス フォーエバー)など数々のFPSを送り出しているMonolith Productions社が,独自のJupiterエンジンを使って開発しており,秋頃にVivendi Universal Games社のレーベルでリリースされる予定だ。(奥谷海人)
「F.E.A.R.」 →公式サイトは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
「GDC 2005」 →公式サイトは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
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