ゲームロフト,「Wireless Gaming Awards」の4部門で受賞
UbisoftのPCゲームを携帯電話向けに移植していることで有名なゲームロフト(フランス)は,米ニューオーリンズで開催された携帯電話業界の大規模カンファレンス"Cellular Telecommunications & Internet Association (CTIA) Wireless 2005"の「Wireless Gaming Awards」で,四つの部門賞を獲得したことを発表した。
Wireless Gaming Awardsは,「Gamespot.com」と「Wireless Gaming Review」が,携帯ゲーム業界で技術的に優れ,かつ革新的なゲームに与えている賞。評価ポイントは,"ゲームプレイ" "ビジュアル性" "飽きのこなさ"の三つ。今年は合計108タイトルが,審査の対象となっていた。 ゲームロフトの受賞部門と受賞作品,Gamespot.comによる選評は,下記の通り。どれも4Gamerの読者にとってもなじみ深いもののはずだ。
■Best Adventure / RPG Game 受賞作:「Might and Magic」 選評:Might and Magicの素晴らしさは,まずその研ぎ澄まされた画像と音にある。ゲームロフトはサウンドデザインとアートでは定評がある。そしてこのゲームは公式配信から6か月経った今もその素晴らしさを失っていない
■Best Platform Game 受賞作:「Prince of Persia:Warrior Within」 選評:「Prince of Persia:Warrior Within」は,ゲームロフトの素晴らしいデザインを証明し,同社をモバイルゲーム業界でさらに羨望される存在にした一作。ゲームに輝きを出させる作り方をし続けるゲームロフトは,常に違った視点で,ほかの企業がまねできない,ほかの企業がその計画さえも立てられないようなゲームを作る。「プリンスオブペルシャ Warrior Within」が,それを証明したと言えよう
■Best Strategy Game 受賞作:「Tom Clancy's Rainbow Six 3」 選評:「Rainbow Six 3」はミリタリーを背景にしたストラテジーゲーム。ストラテジーゲームでありながら,進んでいくうちに,パズルの感覚も含まれてくるように感じる。完全なるアクションゲームではなく,ストラテジーを前に持ってきたゲームロフトの選択は間違っていなかった
■Best Use of Existing IP 受賞作:「Prince of Persia:Warrior Within」 選評:「Prince of Persia:Warrior Within」は,コンシューマ機版のソフトからの移植として最高峰に輝いた。ゲームはもともとのコンシューマ機版に含まれる重要な要素を忘れずに,かつモバイルゲームとしての操作性やデザインなどを難しすぎないように作られている。「Prince of Persia」というフランチャイズ化されたこのシリーズの携帯版は,とても素晴らしい出来となった
日本でも,「Might and Magic」「Tom Clancy's Rainbow Six 3」は初夏に,「Prince of Persia:Warrior Within」は2005年内にEZアプリ(BREW)向けに配信が開始される予定(料金は未定)。UbisoftのPCゲームが好きな人にとっては,楽しみな情報ではないだろうか
なお,その他の各部門の受賞タイトルは,以下の通り。
■Mobile Game of the Year 受賞作:Topolon(邦題 TOPOLON) メーカー:ジー・モード
■Best Indie Game 受賞作:Nano Kid メーカー:Pocket Panic!
■Best Action Game 受賞作:Star Trek:The Birds of Prey メーカー:Jumbuck Corporation
■Best Board / Card Game 受賞作:Amy's Hangman メーカー:Centerscore
■Best Puzzle Game 受賞作:Topolon メーカー:ジー・モード
■Best Sports Game 受賞作:Deer Hunter メーカー:Sorrent
この中では,"Mobile Game of the Year"と"Best Puzzle Game"に,ジー・モードの「Topolon」が選ばれているのが日本の携帯ゲーマーにとっては嬉しいところではないだろうか。(tet)
「WIRELESS GAMING AWARDS」公式サイト →「こちら」
「ゲームロフト」公式サイト →「こちら」
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