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「D-DAY 〜ノルマンディー上陸作戦〜」日本語版がズーから発売
「デザートラッツ 〜 砂漠の鼠 vs 北アフリカ軍団 〜」で知られる，ハンガリーのデベロッパDigital Realityの第二次世界大戦RTS「D-DAY 〜ノルマンディー上陸作戦〜 日本語版」が，2005年5月末にズーから発売される。価格は8190円（税込）。
その名からも分かるとおり，ノルマンディー上陸作戦に始まる1944年からのヨーロッパ戦線をテーマとした作品だ。デザートラッツがアフリカ戦線でD-DAYがヨーロッパ戦線ということで，明確なシリーズものではないが，そのような棲み分けとなっているのだ（デザートラッツの詳細は「こちら」）。
Digital Reality作品の特徴は，初心者にも分かりやすいビジュアルの美しさ。フル3Dで緻密に描かれたグラフィックスは，遠景も近景もともに美しく，地域一帯を見渡す俯瞰図から戦車の拡大図まで，どの位置や角度からでも絵になる。また，このデベロッパのRTSはアニメーションにも特徴があり，とてもスピーディでスムースな動きを見せてくれるのだ。
シェーダやパーティクル処理などの技術を用いて，粉塵や水面といった自然描写にこだわっているのも特徴の一つだ。火炎放射器の強烈な炎などは，Digital Realityのお家芸といってもいい。ほかにも橋の破壊や絨毯爆撃など，ビジュアル的に派手な演出を得意としている。
ゲームシステムもビジュアル同様，かなり細かい。建物や乗り物などはすべて占領可能で，敵から奪い取るというのは重要な戦術の一つといえる。主力戦車などの乗り物（兵器）はクルーの人数が決まっており，搭乗人数が揃って初めて100％の力を発揮できるのだ。
"草"の表現にこだわったのも本作の特徴の一つで，戦場の"草"を単なる緑色の地形ではなく，一つの独立したオブジェクトとして描画している。戦車は深い茂みをバリバリと踏み越えていけるが，この中に地雷を隠されると非常に発見しづらく，戦術的要素の一つとして活用できるのだ。
シングルプレイでは，ビーチ上陸部隊や落下傘部隊など3本のキャンペーン，計12本のミッションを収録。マルチプレイは最大8人が参加可能な，3種類のゲームモード（デスマッチ，キャプチャー・ザ・フラッグ，コンクエスト）と12マップを搭載している。
ユニットは，9種類の兵科（士官，ライフル兵，偵察兵，マシンガン兵，狙撃兵，衛生兵，工兵，火炎放射兵，対戦車兵）と，7分野の兵器（偵察，戦車，大砲，対戦車砲，対空砲，輸送車両，爆撃機）に分類された計60種類以上を収録。連合軍やドイツ軍の有名戦車/装甲車はもちろん，列車砲や駆逐艦なども登場する。
何はともあれ，気になった人はシングル/マルチの両方が楽しめる「こちら」の体験版を今すぐダウンロードしてみよう。（Kawamura）
「D-DAY 〜ノルマンディー上陸作戦〜 日本語版」
■発売日：2005年5月末
■価格：8190円（税込）
■発売元：ズー
■動作環境：Windows 98/Me/2000/XP，PentiumIII/1GHz以上（1.4GHz以上推奨），メモリ 256MB以上（512MB以上推奨），VRAM 32MB以上（64MB以上推奨），DirectX 9.0b以降
→公式サイトは「こちら」
→体験版ダウンロードは「こちら」
→紹介ページは「こちら」
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