American McGee最新作「Scrapland」の日本語版発売が決定
かつて「アリス イン ナイトメア」をデザインして「天才なんじゃねえの!?」などとゲーム界を騒がせつつ,その後さっぱり噂を耳にしなかったAmerican McGee(アメリカン マギー)氏。そんな彼の久々の新作となるのが,"SF版GTA"との異名をとる「Scrapland」(スクラップランド)だ。 このたび,本作がフロンティアグルーヴから日本語版として発売されることが決定した。発売日は6月24日で,価格は7140円(税込)。
Scraplandは,ロボットばかりが暮らしている未来世界を舞台とした,三人称視点のアクションアドベンチャーゲームだ。主人公は"D-Tritus"(ディトリタス)というロボットで,惑星キメラの衛星軌道上にあるアステロイド"スクラップランド"に流れ着き,そこで初めて発生したという殺人事件(殺ロボ事件?)に,取材レポーターとして迫っていく。
本作の特徴は,「Grand Theft Auto」シリーズを彷彿とさせる自由度の高さ。メインの殺人事件を追うストーリー以外にも,広大なロボット世界の中で違法な行為に手を染めたり,ロボット同士のバトルに明け暮れたり,自分のスペースシップをカスタマイズすることに熱中したりと,気の向くままにさまざまな遊び方ができる。
また,主人公ディトリタスは,ほかのロボットの人工知能を"ハッキング"して"リモートコントロール"する特殊能力を持っている。これにより,自分の立場では移動できない場所に侵入したり,ほかのロボットの特殊能力を使ったりできるのだ。ちなみにこの世界には,15種類のロボットが存在する。 奥谷海人氏のプレビュー記事「こちら」によれば,『自分で事件解明の糸口を探し回らなくても,警官ロボットに乗り移って本部の情報を得られるし,犯罪組織の一員になってメインストーリーにはまったく関係のないミッションで小遣い稼ぎをしてもいい。本当にお金が欲しければ,銀行ファクションの徴収ロボットになって集金し,そのまま自分のものにしてしまうという手段もあり得るのだ』とのこと。ずいぶんと幅の広そうな恩恵に授かれる能力ではないか。
さらに本作はマルチプレイモードも搭載しており,インターネットを介して世界のロボット達と"デスマッチ" "キャプチャー・ザ・フラッグ"などの競技で対戦できる。 ロボットばかりが暮らすという独特すぎる世界で,かなり自由気ままに遊べる本作。発売はまだもうちょっと先だが,新情報が入り次第お伝えしていくので,お楽しみに。(Kawamura)
「Scrapland」 発売日:2005年6月24日 価格:7140円(税込) 発売元:フロンティアグルーヴ 動作環境:Windows 98/Me/2000/XP,PentiumIII/800MHz以上(Pentium4/1.8GHz以上推奨),メモリ 256MB以上(512MB以上推奨),HDD空き容量 1.5GB以上,VRAM 64MB以上
→公式サイトは「こちら」 →日本語体験版ダウンロードは「こちら」 →紹介ページは「こちら」
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