[E3 2005#167]ウィル・ライト最新作「Spore」の画像5点を入手
3月のGDC 2005(Game Developers Conference 2005)で,ウィル・ライトのヴィジョントラック最終講演「The Future of Content」で初公開となった,「Spore」。 微生物からスタートして最終的には銀河を支配する存在を目指すという,あえていうなら「進化シミュレーションゲーム」の本作。よほど壮大なプロジェクトなためか,なかなか全体像が見えてこず,あまり情報が出てこないのがもどかしい。ひとまず,E3 2005で極秘に公開された画像5点を入手したので紹介していこう。
■Cell 本作は単細胞生物から始まるというが,まずは「Cell」から。六つのフェーズのうち,最初の"Tidepoolフェーズ"にあたり,単細胞生物から多細胞生物へと進化していく過程を描いたフェーズである。
■Creature 2番めの"Evolutionフェーズ"では,原始的ながらも,より高度で複雑な生物に成長しているのが分かるだろう。後ろのグロテスクな生物は何者だろう……。
■Tribal ついに知性を持ったらしく,集団生活を営むようになった,3番めの"Tribalフェーズ"。道具を持ち,テントのような住居に住んでおり,知能の高さがうかがえる。
■City もはや完全に文明を築き上げ,ある程度の繁栄に成功した"Cityフェーズ"。この頃にはゲーム自体も街造りシミュレーションに変わるという。
■Civilization ついに舞台は惑星全体となり,複数の民族が争い合うストラテジックなゲームに変貌する"Civilizationフェーズ"。この先には,宇宙に進出して地球外知性と覇権を争う"Galacticフェーズ"も待っている。なお,惑星データはオンラインを通じてプレイヤー同士が共有できるというのが,本作の構想らしい。
追ってSporeに関する詳細な情報も掲載するつもりだが,とりあえずはこの画像と,GDC 2005での奥谷海人氏の記事「こちら」を参考に,どんなゲームになるのかイメージしてみてほしい。
今のところ,第2フェーズ以降の進化形態は三つ目のトカゲ族しか公開されていないが,やはり実際にはさまざまな進化の可能性が待っているものと思われる。これを,どう面白いゲームに仕立て上げるのか不安でもあり楽しみでもあるが,やはりここは天才ウィル・ライトに期待しよう。(Kawamura)
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