発売まで1か月弱「信長の野望・革新」 今週はシナリオが公開に
スタートメニュー。この時点で,全国モードと地方モードを選択できることが分かる。チュートリアル,新武将登録といったメニューもあるようだ
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6月22日発売予定の「信長の野望・革新」のマーケティングにあたり,コーエーが採った戦略は,ほぼ毎週のように,情報を小出しにしていくというものだ。これは,ある意味成功しており,掲示板など各種コミュニティは,発売前から賛否両論で盛り上がっている。 さて今週出てきた情報は,ある程度予想していた人も多いと思うが,ゲームモードおよびシナリオについてだ。
ゲームモードに全国モードと地方モードがあるのは,既報のとおり。地方モードとは,文字どおり地方の統一を目指すモードで,ゲームを短時間で楽しみたい場合や,初心者が試しにプレイしてみる場合に有用だ。 シリーズ2作目である「信長の野望・全国版」を思い出すベテランゲーマーもいるだろうが,今作の場合は「関東」以外にも,「蝦夷・陸奥・出羽」「甲信・北陸・東海」「近畿」「山陽・山陰・四国」「九州」と,計6地域に分けられており,自分の出身地を選びたいといったニーズにも応えている。 以前の記事でも触れたように,「パワーアップキット」導入前の時点で,こういった"短時間でも遊べるモード"が入っているのは非常にマレで,「序盤は楽しいけど,日本を統一するちょっと前くらいにはダレちゃう」という人には,嬉しい配慮だろう。
ちなみに全国モードの場合,全国60か国の統一が目的となる。このあたりも「全国版」を思い出すが,もちろんこれは,イコール城の数ではないので注意。では城の数はというと……画面を見る限りかなり少なそうだが,まだ正確な数字は明らかになっていない。これは判明次第,お伝えしよう。
地方モードに関する画像3点。基本的に,地域に制限があるだけでそれ以外は全国モードと同じだが,隣接する勢力などで,若干状況が変わっている場合もあるようだ
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■史実シナリオ4本+仮想シナリオ1本
右の設定確認画面にある,「大名武将変更」ボタンに注目。本作では,なんと"大名"を変更できるようである。おそらくは新武将も大名にできるだろうから,さまざまな歴史ifを試せそうだ
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シナリオ(≒開始年月)は,全国モード/地方モード共通で,計5本用意されている。ザッと紹介しよう。
●シナリオ1 尾張統一 1555年5月開始。本シリーズの主人公,織田信長が尾張を平定した直後から始まるシナリオ。最も「信長の野望」らしいシナリオといえるだろう。
●シナリオ2 龍虎相撃つ 1561年9月開始。桶狭間後,日本がにわかに騒がしくなってきた頃のシナリオ。シナリオ名どおり,武田信玄,上杉謙信の両雄の戦いも激化してきている。
●シナリオ3 義弟離反 1570年6月開始。義弟とは,織田信長の妹"お市"をめとった浅井長政のこと。長政が信長に反旗を翻し,足利家を中心に信長包囲網が作られた頃だ。
●シナリオ4 夢幻の如く 1582年1月開始。シリーズファンにはお馴染み,"本能寺前夜"といった趣(おもむき)のシナリオだ。ほぼ日本を手にした織田信長に刃向かうのも一興。
●シナリオ5 群雄集結(仮想) 1557年3月開始……となっているが,仮想シナリオなので,あまり開始年月は関係ない。北条早雲や真田幸村など,早すぎた/遅すぎた名将が勢揃いするシナリオだ。
地方モードが増えたためか,ちょっとシナリオは寂しい気がしないでもないが(個人的には,"仮想"でなく北条早雲を選べる,もっと昔の史実シナリオが欲しいところ),そのあたりはパワーアップキットでのお楽しみ,ということなのだろうか。
環境設定画面。寿命に「なし」があるのが気になるくらいで,あとはおおむねいつもどおり
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さて,もう発売日まで1か月を切り,そろそろ驚くべき新情報というのは出なくなってきた(大名武将を変更できるというのは少し驚いた)。逆にいえば,近々,編集部に動くものが届いてもおかしくない頃である。そのときは,より詳しい情報をお届けできるはずなので,もうしばらくお待ちいただきたい。
なお質問の多い,オンラインユーザー認証についての解説ページが「こちら」にオープンしている。この認証システムについて疑問のある人は,一度目を通しておくといいだろう。(Iwahama)
※掲載画像はコーエーから送られたものですが,圧縮率が高く少し画質が悪くなっておりますので,あらかじめご了承ください
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信長の野望・革新 |
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■価格:1万1340円(税込),プレミアムBOXは1万3440円(税込) |
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(C)2005 KOEI Co., Ltd. |
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