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ドロップ率アップを訴え,「シールオンライン」で”公式”デモ行進
2005/05/27 22:15
 YNK JAPANとKESPIは,MMORPG「シールオンライン」の公式サイト(「こちら」)で,プレイヤーによる"訴求デモ行進イベント"がゲーム内で行われると発表した。

 今回のデモ行進は,毎月ゲーム内で開催されている定例会見(KESPI代表取締役の澤氏がGMのキャラクターに扮し,プレイヤーと意見交換を行う場)で,「アイテムのドロップ率が低いのではないか」という批判に対し,会見の監視にあたったGMが「デモをすれば?」と発言(失言?)したのが発端となっている。

 同ゲームでは以前,ゲーム内の職業である"芸人"のバランス調整を訴え,同キャラクターのスキル「死んだフリ」を使用した"ダイイング・デモ"なるパフォーマンスが行われたことがある。その結果,実際に調整が行われた経緯があり,この例をとってGMは発言したという。

 この発言により会見場はヒートアップ。澤氏はその場をまとめる形で,運営側が"公式的にガイド"する,プレイヤー主導のデモ行進をイベントとして実施すると約束した。

 イベントの内容は以下のとおり。

・テーマ:ドロップ率アップの訴求
・集合日時:2005年6月4日21時30分
・行進開始時間:同日22時
・サーバー:1-2サーバー
・集合場所:ザイド舞台とその周辺
・コース:右上の画像を参照

 奇妙なのは,プレイヤーの要求に応えるのであれば,ドロップ率のアップを確約すればいいだけなのに,なぜか"デモ行進のサポート"が回答となったこと。また,訴えられる側が,日時,コースの確保といったガイドを行うのも異例だろう。

 イベントに関する同社リリース内の注意事項には,

行進イベントに参加したこと自体による運営チームから何らかのユーザー不利益(アカウント永久停止など)を受けることは、ございませんので、安心してご参加ください。

といった一文も盛り込まれており,運営側が活動を助長しているようにもとれるなど,何とも不可解。"プレイヤー主導"とうたっているが,本来のデモ活動とはほど遠く,むしろイベントとして楽しめということなのだろうか。そのほか,親切にも参加者に回復アイテムの携帯も呼びかけてたりするので,参加する気がある人は一読しておこう。

 なお同社は,デモ行進についての見解は公式サイトに明示しないとしているが,澤氏が開設しているブログ「塩肉ぶろぐ」(「こちら」)にイベントに対する所感が掲載されているので,興味がある人はこちらもチェックしてみよう。(Gyokuro)


シールオンライン RELOAD〜それぞれの旅立ち〜
■開発元:Grigon Entertainment
■発売元:YNK JAPAN
■発売日:2004/04/01
■価格:基本プレイ料金無料(アイテム課金制)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2005.05/20050527221557detail.html