ドロップ率アップを訴え,「シールオンライン」で”公式”デモ行進
YNK JAPANとKESPIは,MMORPG「シールオンライン」の公式サイト(「こちら」)で,プレイヤーによる"訴求デモ行進イベント"がゲーム内で行われると発表した。
今回のデモ行進は,毎月ゲーム内で開催されている定例会見(KESPI代表取締役の澤氏がGMのキャラクターに扮し,プレイヤーと意見交換を行う場)で,「アイテムのドロップ率が低いのではないか」という批判に対し,会見の監視にあたったGMが「デモをすれば?」と発言(失言?)したのが発端となっている。
同ゲームでは以前,ゲーム内の職業である"芸人"のバランス調整を訴え,同キャラクターのスキル「死んだフリ」を使用した"ダイイング・デモ"なるパフォーマンスが行われたことがある。その結果,実際に調整が行われた経緯があり,この例をとってGMは発言したという。
この発言により会見場はヒートアップ。澤氏はその場をまとめる形で,運営側が"公式的にガイド"する,プレイヤー主導のデモ行進をイベントとして実施すると約束した。
イベントの内容は以下のとおり。
・テーマ:ドロップ率アップの訴求 ・集合日時:2005年6月4日21時30分 ・行進開始時間:同日22時 ・サーバー:1-2サーバー ・集合場所:ザイド舞台とその周辺 ・コース:右上の画像を参照
奇妙なのは,プレイヤーの要求に応えるのであれば,ドロップ率のアップを確約すればいいだけなのに,なぜか"デモ行進のサポート"が回答となったこと。また,訴えられる側が,日時,コースの確保といったガイドを行うのも異例だろう。
イベントに関する同社リリース内の注意事項には,
行進イベントに参加したこと自体による運営チームから何らかのユーザー不利益(アカウント永久停止など)を受けることは、ございませんので、安心してご参加ください。
といった一文も盛り込まれており,運営側が活動を助長しているようにもとれるなど,何とも不可解。"プレイヤー主導"とうたっているが,本来のデモ活動とはほど遠く,むしろイベントとして楽しめということなのだろうか。そのほか,親切にも参加者に回復アイテムの携帯も呼びかけてたりするので,参加する気がある人は一読しておこう。
なお同社は,デモ行進についての見解は公式サイトに明示しないとしているが,澤氏が開設しているブログ「塩肉ぶろぐ」(「こちら」)にイベントに対する所感が掲載されているので,興味がある人はこちらもチェックしてみよう。(Gyokuro)
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シールオンライン RELOAD〜それぞれの旅立ち〜 |
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