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[韓国ゲーム事情#376]美少女キャラを育成できる「CUVIT」登場
2005/07/08 19:50
Kimの韓国最新PCゲーム事情#376

美少女キャラとのコミュニケーションが楽しめる「CUVIT」登場(2005/7/8)

Text by Kim Dong Wook特派員


 3Dで描かれた美少女に言葉と行動を教え,プレイヤーの分身として育てていくことで,さまざまな体験ができるゲーム「CUVIT」が,MMORPGで溢れかえる韓国ゲーム市場に登場した。

 CUVITは,誰もが幼い頃に親しんだであろう"人形遊び"と"童話の世界"をモチーフとしている。キャラクターを衣装やアクセサリで飾ったり,キャラクターの部屋を飾りながら,同時に言葉や行動を教えていくという,いわばアバターチャットの進化形態といえるだろう。ソニー・コンピュータエンターテインメントの「どこでもいっしょ」シリーズに,育成的な要素を加えたものだと考えれば,理解しやすいかもしれない。

 タイトルを開発するのはStudio Sylphで,総括ディレクターをShin,Hyun Woo氏が務めている。Shin氏は,Kim,Hakkyu氏と長年一緒にゲーム開発に携わってきた人物で,「ラグナロクオンライン」の企画を担当していたことでも有名な,ベテランクリエイターだ
 Shin氏の言葉によると「オンラインゲームだからといって,必ずしも戦闘があったり,競争をしたりする必要はないと思った。暴力性を持ったゲームではなく,人と付き合いながら,愛と友情を感じられるゲームを作りたかった」そうだ。
 Shin氏が企画したラグナロクオンラインも,コミュニケーション要素が色濃い作品だ。だがCUVITには,それとは別方向のコミュニケーションスタイルを確立し,新たな楽しみを生み出そうという意図が込められている。



 CUVITでキャラクターを作成すると,最初のうちは,まるで赤ちゃんのようにお腹が空けば泣きながら怒り,面白いことがあれば笑うなど,動物的な本能だけで行動する。プレイヤーは,そんなキャラクターに対して言葉と行動を教え,関心と愛情を持って持続的に接し続けると,やがてサイバースペースに住むもう一人の友達といった存在になるという。
 またキャラクターは,プレイヤーがゲームにログインしていない間も,ほかのプレイヤーのキャラクターが訪れてきたら応対してくれるなど,さまざまな行動をする。
 これだけだと,ゲームというよりは疑似コミュニティ的なコンテンツのようにも見えるが,ほかのプレイヤーとの共同クエストや,ミニゲームなども用意されているようだ。
 この点についてShin氏は,「オンラインゲーム開発の基本は,プレイヤーがゲームを発展させていけるような基盤を提供すること。MMORPGとは違う楽しさを追求しているCUVITだからこそ,その部分を充実させていきたい」と語っている。


 CUVITは,15人のスタッフにより2年間にわたって開発されており,これまでに3回のクローズドβテストを行っている。現在はオープンβテストの準備が進められているようだ。


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http://www.4gamer.net/news/history/2005.07/20050708195030detail.html