ChinaJoyにも出展されていた武侠MMORPG「江湖OL」の紹介記事(「こちら」)でも少し触れたが,現在中国では"武侠モノ"ゲームや映画が流行している。 そんな中,中国の大手オンラインゲーム企業"金山軟件"(キングソフト)が開発中の武侠ゲーム「剣侠情縁網絡(オンライン)版2」が,8月10日に発表された。
同作の発表会には,カンフー映画で有名なアクション俳優,甄子丹(ドニー・イェン)氏が参加しており,今後もさまざまな形でプロモーションに関わってくるものと思われる。 キングソフトによると,今回の制作発表に甄子丹氏を起用したのは,「剣侠情縁網絡版2と武侠ブームを結びつけ,国際化戦略を展開するためには,甄子丹さんの認知度が必要だった」とのことである。 剣侠情縁網絡版2はキングソフトが2005年に打ち出した武侠ゲーム三部作の,二作目に当たる作品。北宋,西夏,大理の間で繰り広げられる紛争が主題となっており,カンフー指導,モーションキャプチャー,音楽などを業界内の著名人が担当していることでも,中国で話題になっている。武術,映画,ゲーム業界が共同で作り上げる大作武侠オンラインゲームといえる同作の完成が楽しみである。(大路政志)
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