ガンホー・オンライン・エンターテイメントは,MMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」(以下,ECO)に関する共同事業体を解散し,今後は同社が単独で管理/運営を担当することを明らかにした。
ECOは,ガンホーとブロッコリー,ヘッドロックの3社が提携し,いわゆる制作委員会にあたる「トリオ・ECO」として企画/開発/運営にあたってきたが,今後はガンホー一社が単独で管理/運営を担当することになる。 今後,ブロッコリーはキャラクター分野を,ヘッドロックは制作分野を担当することになっている。
この理由をガンホーは,
任意組合である共同事業体への出資各社の得意分野への集中を目的とし,共同事業体を解散するとともに「エミル・クロニクル・オンライン」の運営につき,各社が得意分野において直接関与することがコンテンツ資産を効率的に運用し,各社の利益率の向上に寄与するものと判断いたしました。
としている。 つまり,共同事業体を解散することで,ECOに関与している3社の責任分担をより明確にしようということだろう。 現在,ECOでプレイしている人は,何ら心配することはないはずだ。
ちなみにガンホーは,ECOの海外ライセンスについての第一位交渉権を,Gravityに付与することも発表している。確かに,ガンホーが管理/運営を単独で担当するほうが,さまざまな権利/交渉窓口を一本化でき,効率的に事業を進められるというのはあるだろう。 今回のトリオ・ECOの解散が,今後のECOにとって,プラスに働くことを期待する。(TeT)
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