|
多くのバグが修正された「ForceWare 81.94」がリリースに
NVIDIAは，同社製グラフィックスチップ向けグラフィックスドライバ「ForceWare」の公式最新版，「ForceWare 81.94」をリリースした。すでに4Gamerの最新ドライバページではリンクをアップデートしているので，すぐに入手したい人はそちらをどうぞ。
ForceWare 81.94では，従来の公式ドライバ「ForceWare 81.85」，あるいは公式βドライバ「ForceWare 81.87β」にあった，多くの問題が解消しているのが最大の特徴だ。
代表的なところだけでも，Direct3D対応ゲームの終了直後にOpenGL対応ゲームを起動するとGeForce 7800シリーズでシステムが停止する問題や，「Half-Life 2: Lost Coast」「Half-Life 2: Day of Defeat」で正しくレンダリングできない問題，「F.E.A.R.」の特定場面で描画がおかしくなる問題が解決している。詳細は英語版リリースノート（※クリックするとPDFファイルをダウンロード）にあるので，特定のゲームタイトルでトラブルを抱えていた人は，チェックしてみるといい。
Release 80シリーズのドライバは，新機能が増えたせいか，Release 75シリーズと比べて問題が多い印象を受けたが，それを一つずつ潰してきたといったところだろうか。
GeForce 7800シリーズのSLI動作時に，「Counter-Strike: Source」でパフォーマンスが上がらないなどといった問題は依然として残っている。しかしそれでも，Release 80世代へ移行したユーザーは，ひとまずアップデートしておいて損はなさそうだ。
バグフィックス以外では，新たにグラフィックスメモリ512MB版GeForce 7800 GTXである「GeForce 7800 GTX 512」，そしてGeForce 6シリーズの新製品「GeForce 6800 GS」のサポートが加わった。また，「Quake 4」「Call of Duty 2」のパフォーマンスが向上したという。
もちろん，異なるメーカーのグラフィックスカードであってもNVIDIA SLIを利用できたり，デュアルコアCPU利用時にパフォーマンスが向上したり，NVIDIA SLI利用時にDirect3D対応ゲームのVSync設定を変更できるといったRelease 80世代の特徴は，ForceWare 81.94でも変わらずサポートされている。
最後に，いつもくどくて申し訳ないが，ドライバアップデートは自己責任となるのでご注意を。（佐々山薫郁）
|
|
|
|
