[韓国ゲーム事情#447]「SUN」の中国サービスはThe 9が担当
Kimの韓国最新ゲーム事情#447
「SUN」の中国サービスは「Granado Espada」と同じThe 9が担当 契約規模は1300万ドル(2005/12/13)
Text by Kim Dong Wook特派員
「MU Online」(邦題 ミュー 〜奇蹟の大地〜)の開発元であるWebzenは,新作MMORPG「Soul of the Ultimate Nation」(以下,SUN)の中国サービスについて,中国大手パブリッシャThe 9と契約したことを明らかにした。 契約金額は1300万ドル(ミニマムギャランティ含む)。さらに正式サービス開始以降3年間は売上高の22%が,ロイヤリティとしてThe 9からWebzenに対して支払われる。これは,1タイトルのオンラインゲームとしては,韓国ゲーム業界史上最大規模の海外輸出額だ。
この契約について,WebzenのKim Nam Joo社長は,「これまでに多くの投資と努力をしてきたSUNで,初めて得られた成果なので非常に満足しています。また現在は,中国のみならずヨーロッパなど海外の多くの企業と,SUNのサービスに関する協議を行っています。The 9との契約により,グローバル市場におけるSUNに対する評価と関心がより高くなり,さらに良い成果が出ることを期待しています」とコメントしている。
一方,The 9のZhu Jun社長は,「今回の契約を通じて,両社の関係はより強化されました。MU Onlineに引き続きSUNでも,私達の高い運営能力を証明していきます。2006年下半期からテストを開始できるよう,まずはローカライズと安定化作業に尽力します」と語った。
1999年に設立されたThe 9は,2003年2月にMU Onlineのサービスを開始。同時接続者数30万人を記録して,中国内のメジャーパブリッシャとしての地位を確立。2004年12月には,Nasdaq上場を果たしている。さらに,2005年6月には「World of Warcraft」のサービスを開始し,こちらは最大同時接続者数54万人を記録している。 ちなみに,以前お伝えしたとおり「Granado Espada」(邦題 グラナド・エスパダ)の中国サービスも,同社が担当する予定となっている。
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