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ドリームエンターテイメント,MMORPG「LAST CHAOS」を国内でサービス提供
2006/01/13 23:17
 ドリームエンターテイメントとテクノブラッドは本日(1月13日),韓国NAKO Entertainmentが開発したMMORPG「LAST CHAOS」(ラストカオス)の国内サービスを,ドリームエンターテイメントが展開すると発表した。同時に,同作品のストーリー説明やムービーが用意されたティザーサイトも公開された。

 ラストカオスは,シングルプレイ専用のシステムを搭載した,異色のMMORPG。プレイ時間があまり取れない人や,ほかのプレイヤーとのコミュニケーションが苦手な人でも楽しめるよう,工夫されているのが大きな特徴だ。
 ラストカオスには,ソロプレイ専用の「パーソナルダンジョン」システムが用意されている。これは,プレイヤーが単独でチャレンジする特殊なダンジョンで,多数の敵を相手に,コンシューマゲームのようなアクション戦闘を展開しながら,目的達成を目指すというもの。パーティプレイが難しい人,クリック主体の戦闘があまり好きでない人でも楽しめるという。



 その一方で,もちろんMMORPGらしい要素も兼ね備えている。その代表が攻城戦だ。ラストカオスにおける攻城戦は,大勢のプレイヤーキャラクターが互いに戦うだけでなく,城壁,城門といった施設が用意され,「大砲」などの攻城兵器が登場する。そして,攻城兵器の操作権限は君主(リーダー),指揮官クラスのプレイヤーにのみ与えるため,指揮と戦術という要素が楽しめる。
 プレイヤーによるアイテム生産が,ゲーム上重要な役割を果たすのも,この作品の特徴だ。NPC商人が販売するアイテムを意図的に絞り込むことにより,プレイヤーそれぞれによるアイテムの生産と販売が活発に行われ,それがゲーム内経済を回すという設計になっている。
 画面からも分かるとおり,本作は,水面の映り込みをも再現する美しい3Dグラフィックスを備える。プレイヤーキャラクターの数倍はあろうかという巨大なモンスターや,派手なパーティクルエフェクトからなる迫力あるビジュアルも,ウリの一つ。また,開発会社が「エターナルカオス」を作ったNAKO Entertainmentだけに,全体の雰囲気はエターナルカオスによく似ている。



 今のところサービススケジュールは明かされていないものの,韓国,中国,タイにおけるサービス実績を持つ作品だけに,安定性やクオリティには期待したいところ。より詳しいゲーム内容や,サービス日程を含む続報が待たれる。韓国では当初,新興のパブリッシャが提供して,思わしくない結果になったという経緯があるだけに,国内サービスは,ぜひともがんばってほしい。

 なお,本作は2005年9月13日に設立されたばかりのドリームエンターテイメントが提供する,初のオンラインゲームタイトルとなる。テクノブラッドはNAKO Entertainmentとの間を仲介し,今後は運営とプロモーションの両面で,ドリームエンターテイメントをサポートしていくとのこと。ドリームエンターテイメントは取り扱いタイトルを広げていく予定なので,そちらに関する情報も含めて,今後が楽しみだ。(Guevarista)


ラストカオス
■開発元:NAKO Entertainment
■発売元:ドリームエンターテイメント
■発売日:N/A
■価格:基本プレイ料金無料(アイテム課金)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.01/20060113231733detail.html