3月発売,ターン制,頭脳戦! 「三國志11」最新情報が公開に
成都付近の様子。桃色の木が見えるように,季節は春(1月)だ。3Dで描かれているが,リアルさは追求されておらず,まるで彩墨画のような画風が特徴的だ
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ようやく,「三國志11」の情報が本格的に出てきた。 コーエーは本日1月27日13時,本作の追加情報を発表した。第一報の内容が寂しかった分,今回の情報は多岐にわたり,しかも2006年3月発売のアナウンスという嬉しいオマケつきだ。
今回の追加情報は,大きく分けて四つ。“ターン制の採用&箱庭内政” “ノックバックを利用した駆け引きの楽しめる戦闘” “研究して開発できる「技巧」” “シナリオ”だ。それぞれ,リリースの文面を画像と共に紹介していこう。
左の2点では,季節こそそれぞれ夏(4月),秋(8月)と違うが,どちらも万里の長城を確認できる。3Dになったことで,従来作と比べてその存在感が増しているといえるだろう。そして一番右は,言わずと知れた虎牢関
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1.一枚マップとターン制の融合が、新たなシミュレーションゲームを創造する!
内政施設を建てることで,都市が発展していく。これら施設は,敵勢力によって破壊されると,当然機能しなくなる
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本作では、広大な中国大陸を1枚の3Dマップで表現しています。また、ゲームの進行はターン制を採用しており、じっくり考えて楽しむシミュレーションゲームならではの醍醐味を追求しています。また、本作の内政は、金を得るために「市場」を、兵糧を得るために「農場」を建設するなど、一枚マップの上に内政施設を建てる「箱庭内政」方式を採用し、戦闘も同じ一枚マップ上で行います。内政で造られた街を攻撃すれば都市にもダメージが及ぶなど、戦略と戦術がシームレスに融合した戦闘シーンは一枚マップならではの新たな楽しさを実現しています。
3D一枚マップという情報から,「三國志IX」および「信長の野望・革新」の流れを汲み,(半)リアルタイム制が採用されていると思われていた本作だが,なんとターン制とのこと。ただ,システム的にはやはり革新に近く,箱庭タイプの内政というのには,喜んでいる人も多いだろう。 なお1ターンの期間だが,10日刻み,つまり1か月が3ターンに分かれている。
空間はシームレスなのに,時間は刻まれている。このマッチングの妙がどのようなゲームプレイにつながるのか,実に楽しみだ。
内政用施設。上段左から右へ,兵舎,厩舎,市場,工房,農場,穀倉,鍛冶,造幣,造船だ。その機能は,どれも名前から想像できるだろう
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2.外に突き出す!中に引き込む!戦法を駆使した頭脳的な戦闘を実現!
「熊手」という戦法を発動したところ。よく見るとマップ上に(六角形ではないが)ヘックスが描かれている
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戦法を駆使した戦闘シーンは、敵部隊を1マス後ろに突き飛ばす、自部隊のいるマスに引きずり込むといった“ノックバック”攻撃を多く採用しており、これを成功させることにより、少数の兵でも大軍を撃破する爽快感を味わうことができます。 また、マップ上に「軍事施設」や「罠」を建設できるほか、破壊すると水攻めができる「堤防」などの自然発生ギミックが登場します。ノックバック戦法で敵を追い込み、強力な火罠を発動させて一網打尽にするなど、より頭脳的な戦闘シーンを提供します。
3Dマップ+ターン制というのが本作の土台とするなら,この戦闘システムは本作の柱といえるだろう。本作のプロデューサーである北見氏へのインタビューで判明したのだが,本作のコンセプトは「戦いの技巧」であり,つまりこの,戦場での駆け引きが,本作の中心となっているのだ。 リアルタイム制の戦闘では難しい,練りに練った戦術で戦うということが,本作では可能なのかもしれない。
ちなみに本作は,8人までのマルチプレイにも対応している(1台のPCを順に使う,いわゆるホットシート型)。人間対人間での戦術を駆使した戦いは,かなり熱いものとなりそうだ。
こちらも戦法の画像。左から「火矢」「突撃」「突出」
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上段左から,陣,弓櫓,投石台。中段は石兵八陣,太鼓台,軍楽台。そして下段の2点はどちらも石壁で,このようにつなげて延ばせるようだ
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上段の左側2点は,実際に軍事施設を作り,敵を迎え撃っている場面。残りは,罠に関する画像。罠は連鎖させることも可能
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3.「技巧」を溜めて思い通りに勢力を強化!
技巧研究で「神火計」を習得すると使用可能になる「火炎種」という罠が発動したところ。もちろん火攻の系統だ
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本作では、「技巧ポイント」を消費して新たな「技巧」を研究することができます。技巧ポイントはコマンドをこなすごとに獲得できます。普通に部隊を倒すよりも、戦法で倒した方が多く獲得できるなど、工夫してプレイするほど多く溜まるシステムになっています。「技巧」は、槍兵、戟兵、弩兵、騎兵、練兵、発明、防衛、火攻の8系統あり、それぞれ4段階にレベルアップします。どの技巧から手に入れるかで、統一までの過程が大きく変わります。
これまた,名前から分かるように,本作のコンセプト「戦いの技巧」に直結する要素だ。獲得したポイントを消費するなど,細部こそ違うものの,革新における「技術」と同タイプのものと考えてよさそうである。 やはり三國志11でも,勢力ごとに,最初から研究済みの技巧が異なるのだろう。もしかしたら,勢力固有の技巧も存在するかもしれない。
左列の,技巧研究画面に注目。技巧ポイントを消費して研究するのはリリースからも分かるが,それとは別に開発費と開発期間も必要のようだ。「関与能力」が高い武将3人で研究すれば,より短い期間で研究できるのだろう。上段は罠系を,下段は
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4.シナリオは全8本を搭載!
三國志初心者は,この「おすすめシナリオ」から遊ぶといいだろう。小説「三国志演義」中でも主役クラスの勢力/人物が活躍する,ドラマチックな展開を楽しめるはずだ
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シナリオは、184 年「黄巾の乱」から225 年「南蛮征伐」までの史実シナリオ7本に、人気の仮想シナリオ「英雄集結」の全8本。さまざまなシチュエーションをお楽しみいただけます。また、「おすすめシナリオ」も用意されています。
シナリオで特筆すべきは,最初から(つまりパワーアップキットを待たずに)「英雄集結」シナリオで遊べるところ。ほかのシナリオが小説「三国志演義」に則しているのに対し,こちらは仮想シナリオという扱いで,生年/没年/寿命に関係なく,とにかく三国志演義中で活躍したさまざまな勢力/武将が一堂に会して戦い合うという,実に豪華なシナリオだ。 選択できる勢力が多すぎて,どれを選んだらいいのか分からないという三國志初心者は,「おすすめシナリオ」を選択するといいだろう。コーエーがお勧めする,8本のシナリオ(こちらは勢力が決めうちされていて,難易度などの情報も表示される)が用意されている。
通常の7シナリオは従来作とほぼ同じ。やはり気になるのは,最初から用意された「英雄集結」だ。呂布勢力の近くに張角の勢力があり,その隣には……。なんだか凄いことになっている
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というわけで,堰を切ったように情報が出始めた三國志11。今回明らかになった3月発売という情報を信じれば(いや,疑っているわけではないが),この後は続々と情報が出てくるだろう。早ければ,2月中にもプレビュー記事を掲載できるかもしれない。 なお本文中でも触れているが,本作のプロデューサーである北見氏に,インタビューを行ってきた。今回の発表と重なる部分もあるが,より深い話や,それ以外の情報も聞いてきたので,ぜひお見逃しなく。(Iwahama)
さらに4人分の顔グラフィックスが公開された。見れば分かるというシリーズファンも多そうだが,一応名前を説明しておくと,左上から超雲,呂布,黄忠,夏侯惇だ
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三國志11 |
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■価格:1万800円(税別),プレミアムBOXは1万2800円(税別) |
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