ソフトバンクIDCは，これからオンラインゲーム市場に進出する企業に向けた，導入支援プログラムの提供を開始した。
オンラインゲーム事業に新規参入するにあたって想定されるリスクを，これまで同社がデータセンターを提供してきた各種オンラインゲームでのノウハウを使ってサポートしていこうというもの。
日本国内では，提供されるオンラインゲームこそ増えているものの，国産タイトルはまだまだ少なく，デベロッパという意味では，非オンラインゲームのメーカーが大半を占めている。それらのメーカーは，ブロードバンド環境のほぼ整備された現在，今後のゲームの方向性を考えると，（MMOである必然性こそないものの）ネットワーク対応はいずれ取り組まなければならない課題として抱えているといっていいだろう。
そういった課題に対応するために出てきたのが，今回のこれ。データセンターの立場から，オンラインゲーム開発を支援するという試みだ。当面は，支援プログラムの適用に事前審査が必要になり，審査を通過したメーカーにコンサルティングを行っていくことになる。どのようなメーカーが名乗りを上げるのかも興味深いところだ。
オンラインゲーム市場をインフラ側から支えるプログラムの，数年後の成果に期待したい。（aueki）
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