[韓国ゲーム事情#482]韓国で「Granado Espada」プレスセッション開催 日本でのサービス日程も明らかに
Kimの韓国最新PCゲーム事情#482
韓国で「Granado Espada」プレスセッション開催(2006/2/8)
Text by Kim Dong Wook特派員
Hanbit Softは,IMC Gamesが開発中のMMORPG「Granado Espada」(邦題 グラナド・エスパダ。以下,GE)のプレスセッションを本日(2月8日)ソウル市内のCOEX INTERCONTINENTALホテルにて開催し,オープンβテストで実装する機能の発表と,ストレステストの遅延に関する説明を行った。 当初Hanbit Softは,2月6日の午前10時〜7日の午後4時までストレステストを行う予定だったが,それは実行できず,7日の午前10時に開始時間を延期していた。しかし最終的に本日(2月8日)午前9時からの開始となってしまい,多くのプレイヤー達から不満の声があがっていた。
GEのプロデューサーであるKim Hakkyu氏は,「テスト開始が順延された2日間の公式サイトへの書き込み数は,この3年間全体の書き込み数よりも多かったです。このことからも,プレイヤーの関心の高さを感じました。また,書き込みを通じてプレイヤー達の不満を理解することもできました」とコメントした。加えて日程どおりにテストを行えなかったことを謝罪し,「不安定な状態でスタートさせるよりは,きちんとストレステストとして成り立つ状態にしたかった」と説明をしている。 テスト開始が遅れた理由として,「社内テストを繰り返し,ストレステストに耐えうるサーバーの準備を行ったつもりだったが,同時接続者が急増し,ログインサーバーとDBサーバーに問題が発生した」と明らかにしている。さらに今後の社内テストの状況次第では,2月9日に予定しているオープンβテストも遅れる可能性があることを示唆した。
ストレステストのサーバーは合計15台用意されていて,サーバーごとに年齢制限を設け,15歳以上のサーバーを6台,19歳以上のサーバーを6台,25歳以上のサーバーを3台という構成になっている。テスト期間中の各サーバーの接続状況を調査したうえで,オープンβテスト時のサーバー構成を決定する予定だ。また,ログイン時に表示されるサーバーリストも,負荷分散のために毎回変動させる計画もあるという。 サーバーを年齢別にした理由については,「各サーバーにあったサービスを提供するため」と同氏は答えている。「従来のMMORPGでは,人気サーバーにだけプレイヤーが集まる傾向があり,サーバーごとのバランスが崩れていました。各サーバーへの接続者数のバランスを取り,サーバーごとにあったコンテンツとサービスを提供したいと考えています」と,その目的を語った。
また,ゲーム課金方法に関しては,韓国では月額制を採用する予定であり,日本を含めたそのほかの国では,各国の市場に合わせアイテム課金なども採用できるように準備を進めていると明らかにしている。
Hanbit SoftのKim, Young Man会長(最近会長に就任)は,日本でのサービス日程に関して,韓国のオープンβテストが開始されてから2〜4週間以内にファイナルクローズドβテストを行い,それに引き続いてオープンβテストを開始すると発表した。
なお,このプレスセッションで公開された都市「Auch」や「Jaquin」収容所,新しいダンジョンといったマップ関係の情報と,128人まで登録可能なコミュニケーション機能などの詳細は,次回の記事でお伝えするので,楽しみにしていてもらいたい。
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グラナド・エスパダ |
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