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戦車が好きなら絶対に見逃してはいけない,「コードネーム:パンツァーズ〜フェーズ2〜」発売決定
2006/02/14 18:39
 人類の夢,それは自分の戦車部隊を率いて敵戦車部隊と戦うことである(違うかもしれないが)。とはいえ,普通のサラリーマンが自分の戦車部隊を率いて戦うことはまずできない。そこで登場するのがこのゲーム,「コードネーム:パンツァーズ〜フェーズ2〜」(原題 Codename Panzers: Phase Two。 以下,フェーズ2)なのだ。
 フェーズ2というからには,どこかに「フェーズ1」があったに違いない,と思った人はかなり鋭い。前作,「コードネーム:パンツァーズ」は2005年の2月25日に発売された,戦術級(小/中隊規模の戦い,という意味)のストラテジーゲームだった。ジャンルとしてはRTSだが,「生産」や「資源開発」といった戦闘以外の要素をバッサリ切り落とし,あくまで戦車戦(たまには歩兵戦闘)をメインに据え、しかも,グラフィックスは美しく,戦車のディテールも繊細,そしてゲーム展開はスピーディーと,トータルとしてRTS初心者にもオススメの好タイトルに仕上がっていたのだ。結果として,世界中でかなりご立派なセールスをあげ,各メディアの評価も非常に高かったのである。



 そんなパンツァーズの期待の続編,フェーズ2が,いよいよ来たる3月24日,ズーから発売されることになったのだ。価格は8190円(税込)。
 今回の特徴としては,まず戦域の変化が挙げられる。前作は第二次世界大戦劈頭のポーランドに始まり,中部ヨーロッパ転戦という,ある意味王道コースだったが,今回の舞台は北アフリカとイタリア,シチリア,そしてユーゴスラビアと地中海周辺。登場するのかどうかはまだ分からないが,エル・アラメイン,モンテ・カッシノなど,歴史的な激戦が数多く演じられた地域だけに,期待がふくらむなあ,ぼかぁ。マップ総数は20枚とのこと。
 さらに,枢軸側,連合国側でのシナリオを終了させると,なんとパルチザンとして戦えるようになるらしい。思うに,ユーゴスラビアのネレトバ川にかかる橋をめぐるパルチザンとドイツ軍の激しい戦いなどが,わりと地味に楽しみなところかと。
 史実では「登場する戦闘車両がいまいち」,という感じの地中海地区だが,そのへんは制作側も分かっていて,前作に登場する車両群に加え,エレファント,ティーガーII,M-26パーシング,IS-2重戦車など,まさにスペシャルゲストと呼べる新鋭車両が多数登場する。砂漠で戦うエレファントなど,ゲームでなければとても見られないはずだ。
 しかしなにより個人的なヒットは「夜間戦闘時にライト点灯が可能!」の一文である。「なにそれ?」と思ったあなたは前作を遊んでいないと見た。まるで,ミニチュアみたいな戦車がメキメキ木を倒して進撃/砲撃する様子に,「これ一つ欲しい!」と思わなかったプレイヤーはいないのである。その上,ライトまで点いてしまった日にゃ,もうメロメロ確実だ。

 それ以外にもさまざまな部分がアップグレードされたこのフェーズ2,続報が入り次第,順次お伝えしていく予定なので,今から3月24日を楽しみにしていよう。いるべきだ。(松本隆一)



コードネーム:パンツァーズ 〜フェーズ2〜
■開発元:Stormregion
■発売元:ズー
■発売日:2006/03/24
■価格:8190円
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.02/20060214183944detail.html