AOU2006ブースレポート 4Gamer読者なら気になる(かもしれない)ゲームを紹介
国内外のメーカーによって,アミューズメント関連の新製品などが展示される,「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」(AOU2006)が,本日(2月17日)と明日,東京・幕張メッセで開催されている(2月17日は会員招待日)。 ゲームセンターなどに設置される,業務用のアミューズメント機器にフォーカスしたイベントだけあって,PCゲーム関連の新情報はさほど多くはなかったが,4Gamerの読者にとって気になると思われる製品も出展されていたので,ここではそれらをざっくりとレポートしたい。(山 / TeT)
コナミ
コナミのブースでは,サッカーゲームとして人気のウイニングイレブンシリーズ最新作,「WORLD SOCCER Winning Eleven 2006 ARCADE CHAMPIONSHIP」の実機が出展され,多数のサッカーファン(と思われる人々)が熱心にプレイしていた。 本作は,同社が提供するオンライン対戦システム「e-AMUSEMENT」に対応しており,全国の店舗で遊んでいる人との対戦を楽しめる。 ちなみに“ウイイレ”は,プレイステーション2用と,海外で販売されているPC用(海外名は「Pro Evolution Soccer」)があり,どちらもオンライン対戦に対応している(プレイステーション2では「BB Unit」が必要)。その一方,PC用の国内版はいまだにリリースすらされていない。ウイイレが好きで,プレイステーション2(またはBB Unit)を持っていない人で,気軽にオンライン対戦を楽しみたいなら,ゲームセンターで本作をプレイするというのも一つの手だろう。 そのほかに同社が出展していた,麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部5」,カード/スロットゲーム「ギガドレイクオンライン」,ビンゴゲーム「プレシャスパーティ」といったタイトルは,いずれもe-AMUSEMENT」に対応しているとのことだ。 また,語学スクールNOVAとのコラボレーションで開発された,「ゲーセン留学」(仮題)というゲーム(?)も注目を集めていた。語学番組にグラビアアイドルが登場したり,“語学系”のタイトルが携帯型ゲーム機用としてリリースされたりと,語学の学習が一つのブームになっている。本作は,ゲーム感覚で英語力を鍛えられるというコンセプトで開発されているとのことなので,筆者を含む英語を勉強したい人々の心を捉える……かもしれない。
セガ
セガのブースでひときわ注目を集めていたのが,対戦格闘ゲーム「バーチャファイター5」だ。同社の最新基盤「リンドバーグ」が描く美しいゲーム画面にも惚れ惚れしたが,それ以上に「VF.TV」というシステムによってリアルタイムに流される実況中継映像が印象的で,あたかも自分が戦っているかのような興奮を覚えた。 そのほかに,アクション性の高いサッカーゲームシリーズの最新作となる「バーチャストライカー4 Ver.2006」や,ガンシューティングゲーム「ザ ハウス オブ ザ デッド4 スペシャル」も展示されていた。ザ ハウス オブ〜では,「ザ ハウス オブ ザ デッド4」には登場しないキャラクターや,4の外伝的なストーリーがフィーチャーされているということだ。
タイトー
タイトーのブースでは,「ハーフライフ 2 サバイバー」が,来場者達の熱い視線を集めていた。これは,言わずと知れたFPSのヒット作「Half-Life 2」をベースにしたアーケードゲーム。単なる移植にとどまらず,大小のカスタマイズが行われたそうだ。 本作については,試遊レポートや,担当者に聞いた開発の裏話などを含め,日を改めて詳しく紹介する予定なので,お楽しみに。
ナムコ
ナムコといえば,世界的な人気を誇るPCゲーム,カウンターストライクをベースにして,アーケードゲーム向けにアレンジを施した「カウンターストライク ネオ」を提供中だ。同社ブースでは,そのカウンターストライク ネオの試遊機が,10台設置されていた。 今後のアップデートとして,本作を設置している店舗同士で対戦を行う「設置店対戦モード」,いろいろな形式の対戦イベントが行われる「大会モード」,新マップ「生体工場」の追加が予定されているとのことだ。 そのほか,さまざまなプラットフォーム向けに提供されてきたカートレースゲーム「マリオカート」のアーケード版「マリオカート アーケードグランプリ」,ガンシューティング「タイムクライシス4」などが展示され,活況を呈していた。
バンプレスト
最後に,4Gamer編集部の取材担当者が個人的に強烈に気になった,バンプレストを紹介しておこう。
バンプレストといえば,ゲーム以外のメディアで人気のある作品を題材にしたキャラクターグッズや,いわゆる“キャラゲー”の分野で有名なメーカー。 プライズマシン用の景品としては,現在放送中の「仮面ライダーカブト」,2月19日放送開始の「轟轟戦隊ボウケンジャー」のグッズが,そしてゲームでは,3D対戦格闘アクション「キン肉マン マッスルグランプリ」,クイズゲーム「クイズ機動戦士ガンダム 問・戦士」などが出展されていた。
キン肉マン マッスルグランプリは,2005年秋に行われた同社のプライベートショーで発表され,現在ではロケテストも行われるなど,今春の本格稼働に向けて秒読み段階に入っている。 マンガやアニメで一世を風靡し,現在でも「週刊プレイボーイ」で続編が連載中の「キン肉マン」(原作 ゆでたまご)を題材にした本作。個人的には,現在はPRIDEのリングなどで活躍中の“リアルプロレスラー”美濃輪育久選手あたりが,大喜びで熱中するのではないかと見ている。
クイズ機動戦士ガンダム 問・戦士に話を移そう。ガンダムをほんの少しでも知っている人ならば,このサブタイトルがテレビ版「機動戦士ガンダム」を再編集した劇場版三部作の第二弾「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」に由来していることなど,考えるまでもなく分かるはず。 ゲーム内のストーリーは哀・戦士編を含む,いわゆる“一年戦争”をモチーフにしたものではあるが(マルチエンディングが採用されているとのことなので,独自の展開も?),問題として扱われているのは「機動戦士ガンダムSEED」まで,OVAも含めた全シリーズ。 つまり,「ファーストとZと逆シャアは好きだけど,WやSEEDはちょっと……」という人にとっては厳しめだ。プレイ終了後に表示されるパスワードを,公式サイトに入力すると,ランキングが登録されるとのことなので,成績上位に入るために今まで避けてきたシリーズに手を出してみるというのも,悪くはないはずだ。 なお,クイズの正解率に応じて,プレイヤーキャラクターが使用するモビルスーツが高性能のものになっていったり,逆に誤答を繰り返していくと低性能のものになっていったりという仕掛けも用意されている。ボールが大好きな人は,分かる問題もあえて間違えてみるといったプレイスタイルも,なしではないだろう。
これまで,人気キャラクターを採用したクイズゲームというのは,アーケード,コンシューマを問わずいくつも登場している。だが,ふと思い返してみると,「ときめきの放課後 ねっ☆クイズしよ」や,「クイズ ああっ女神さまっ〜闘う翼とともに〜」,ついでに「ゆうゆのクイズでGo! Go!」など,どちらかというと“萌え系”がメイン。そして何より,問題自体は普通のクイズだ。 その点,問・戦士は,出題範囲をガンダムに限定している点が,新しいと言える。もちろん,ガンダムシリーズが四半世紀という長期にわたっていることを考えれば,問題作成のネタに困ることはないだろう。だがそれ以上に,このようなコンセプトの商品が成立するという事実に,ただただ驚かされるばかりである。 ちなみに本作の稼働は,4月の予定だ。
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ハーフライフ 2 日本語版 / コレクターズエディション 英語版 |
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■価格:日本語版 6825円(税込),CE英語版 9240円(税込) |
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カウンターストライク ネオ |
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ハーフライフ:カウンターストライク正式ライセンス版 |
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