[台北ゲームショウ#5]台湾では第3作の制作も進行中。UserJoy Technologyの「幻想三国誌」シリーズ
2004年9月に日本ファルコムから発売された,「幻想三国誌」を覚えているだろうか。これは,UserJoy Technology(宇峻科技)が開発した,シングルプレイ専用のタクティカルRPGだ。三国志の世界観を土台に,テンポの良い戦闘システム,ほぼ一本道の分かりやすい展開,そして随所に泣かせるエピソードが挟み込まれた,武侠テイストの人気タイトルである。
台北ゲームショウのUserJoy Technologyブースでは,この幻想三国誌シリーズの第三作,「幻想三国誌3」について,告知展示があった。 なお,第二作にあたる「幻想三国誌2」は,台湾ではすでに発売済み。同社ブースでは,「幻想三国誌2 超豪華版」のパッケージを手にとる人や,購入する人をちらほら見かけたので,それなりの人気シリーズとなっているのだろう。ちなみに現在,幻想三国誌2の日本向けローカライズ作業が行われており,2006年夏頃には発売される見通しであるとのこと。ただし,販売元に関しては未定だ。
今回,台北ゲームショウに合わせてシリーズ第三作である幻想三国誌3が発表されたものの,展示されていた情報は,簡単なストーリーと,登場人物一覧表が見られる程度の,ささやかなもの。試遊できるのかと思っていくつかの展示PCに近づいてみたが,同社の麻雀ゲームばかりが動いていた。
そこで,せめて少しでも多くの情報を得られないかと,Market Planning ExectiveのReno氏に直撃してみた。 Reno氏の話によると,幻想三国誌3の舞台となるのは,幻想三国誌2の10年後。幻想三国誌2の舞台が,第一作の10年後という設定であるから,第一作の20年後の世界ということになる。主役は,新キャラクターの「夏皓」「張■(女へんに捷のつくり部分)」「黙心」の3人だ(ちなみに第二作でも,第一作とは異なるメインキャラクターが用意されている)。 また,第一作では呂布の娘「貂芝」が仲間の一人として登場していたが,本作でも何らかの形で,三国志の登場人物が出てくるらしい。
最後にReno氏は,ブースでは公開していない,幻想三国誌3のデモ版を見せてくれた。1作目と比較すると,グラフィックスがアニメ風の完全2Dから3Dに変わっているものの,NPCとの会話ではバストアップ画像に切り替わるなどの仕様は従来どおり。残念ながら,目を見張るような変化はない。 とはいえ,肩の力を抜いてプレイできるお手軽さや,派手なエフェクトが舞う戦闘システムといった長所はきっちりと継承されている。
台湾での発売予定は,2006年夏頃の予定。日本語版が発売されるとすれば,早くとも2007年中になるらしい。日本語版の販売元に関しては,現在複数からのオファーを受けており,検討している段階とのことだ。(ライター:麻生ちはや)
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幻想三国誌3 |
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幻想三国誌II |
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(C)2004 UserJoy Technology Co., Ltd. |
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幻想三国誌 |
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