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Mythic,「Warhammer Online:Age of Reckoning」公式タイトル&作品概要を発表
2006/03/17 16:33
 Mythic Entertainmentは本日3月17日,これまで単に「Warhammer」と呼ばれていたMMORPGの正式タイトルを,「Warhammer Online: Age of Reckoning」(以下,Warhammer Online)に決定したことを明らかにした。
 Warhammer Onlineは,イギリスのGamers Workshopが作り出したテーブルゲーム/テーブルトークRPG「Warhammer」の世界観をベースとした,対人戦特化型のMMORPGだ。
 Warhammerの世界観については,テーブルゲーム/TRPGを通じて知っているという人も,(日本では若干マイナーだが)少なくはないだろう。エルフ,オーク,ドワーフ,アンデッドといった種族が絶え間なく戦争を繰り広げ,さらにデーモン,ビーストマン,亜人種チャンピオンの軍勢なども侵攻をしかけてくるという,実にアグレッシブでダークなファンタジー世界である。

 そんな混沌とした世界観は,Warhammer Onlineにもしっかりと継承されるようで,同作のプロデューサーであるランス・ロバートソン氏は,「本作のWar概念はシンプルです。“すべてが戦争である”ということです」と,大胆なコメントを発している。「さまざまな種族と魔法で埋め尽くされたこの世界は,MMOの世界観として素晴らしく,そして濃厚な舞台となります。この世界に足を踏み入れたプレイヤーは真の戦争を体験し,戦いに栄光を見いだすことになるでしょう。ゲーム内で体験するすべてのPvEが,のちに経験する大規模なRvRへ影響するのです」とも語っており,同作がいかに「対人戦」に特化されたMMORPGであるかが理解できる。



 また,同社のCEOであるマーク・ジェイコブス氏は「War is coming!」(戦争がやってくる!)と宣言するとともに,「開発を始めてまだ1年も経過していませんが,すでにこのゲームが次世代MMORPGとして名を残すものになると感じています。当社の持つ長いRvRシステム開発の経験,そして奥深いファンタジーをもとに創り上げられた世界により,本作のWarはかつてない“永遠の戦闘”を体験させてくれるでしょう」とコメントしている。

 Warhammer Onlineのリリース時期は2007年ということで,実際に遊べるようになるのは,まだ先の話といえそうだ。しかし,リニューアルされた公式サイトでは,同作の最新情報が随時公開されているし,購読することで同作のβテスト枠が獲得できる(かもしれない)ニュースレターのサインアップも行える。
 「ダークエイジ・オブ・キャメロット」のMythic Entertainmentが放つ次世代MMORPGに興味がある人は,ぜひ公式サイト/ニュースレターのほうもチェックしてほしい。(大路政志)



#### 以下,リリースより ####
Age of Reckoning について

皇帝の君臨する時代にしては、残酷な運命と表現できるほどに余りにも絶望が渦巻き過ぎていた。Chaosという疫病が土地を蝕み、民衆を飲み込み、軍隊は疲弊し切っていた。同時にドワーフの力で何とか持ちこたえて来た World’s Edge Mountains もグリーンスキンの大軍勢に押され、もうこれ以上の防衛が困難を極めていた。古代の誓約の下に、旧世界の偉大なる支配者達は、大群を率いグリーンスキンに完全に包囲されたドワーフの元へと向かった。帝国の勢力、物資共にもう底を尽き、防衛する力すら残されていなかった。

この暗黒の刻に、突如として新たな脅威が舞い降りた。太陽は真紅の月に覆われ、暗黒と化した大地に北部不毛の大地から1つの大軍隊がその姿を現した。Tzeentch,Changer of the Ways の軍旗を高々と掲げ、そのChaosの軍勢が帝国南部の境界線に向かい、進路の邪魔になるものを全て破壊しながら進軍をかけて来ていた。

ドワーフは、獰猛なグリーンスキンの勢力を止めるのことでかなり疲弊していた。皇帝は、その時、侵攻するChaos勢力に太刀打ち出来る最後の望みは、ハイエルフ、ウルサン(Ulthuan)以外にはいない、そう思ったのである。皇帝の救済要請を受けて、ハイエルフのフィヌバー(Finubar)とフェニックス・キング(Pheonix King)は、エルフの大軍勢を率いて大艦隊の援軍を送った。




皇帝の首都であるアルトドーフ(Altdorf)にエルフ大艦隊が到着するや否や、ダークエルフもウルサン(Ulthuan)の島に侵攻しているとの情報を聞きつけた。PhoenixKingや皇帝がこの戦闘には陰謀が渦巻いていると思うには時間は掛からなかった。フィヌバー(Finubar)はこのような策略を仕掛けられるのは、ナガロス(Naggaroth) のマレキス(Malekith)とダークエルフ・ロードしかいないと確信していた。

数ヶ月前、マレキス(Malekith)のシアーは帝国がChaosの軍勢に進撃を受けるだろうという予言をしていた。ナガロス(Naggaroth) の君主は、この滅多にないチャンスに対し資金供給を迅速に行った。彼のおぞましい不可解な力で、マレキス(Malekith)は、黒魔術のアミュレットを鋳造し、グリーンスキンの地で最も恐れられているオークの民族のリーダーに寄与した。それぞれの護符は、呼応することでオークの持つ力と不屈の精神を強化する呪文を発動するが、不実なマレキス(Malekith)は、極秘にもう1つの呪文を込めたのであった。その呪文が発動すれば、オークはドワーフが食い止めている山脈が陥落するまでその進撃を止めることは、最早出来なくなるだろう。狡猾なDark Elfの君主は、ドワーフに帝国を任せる限界を感じた時、皇帝はHigh Elfの力を借りるに違いないと確信していた。




時を待たずして、フィヌバー(Finubar)はこのようなの軍勢も旧世界に向けて出発させた。一方でマレキス(Malekith)は大軍勢を島に進軍させていた。Scores of Black Arks は、ハイエルフの土地を次々と侵略していった。この時、無数のナガロス(Naggarothの軍勢も、おぞましいモンスターと破壊兵器を携え、暗黒の深遠から次々と姿を現し始めたのである。

八方塞の状態になったドワーフ、エルフ、皇帝は同盟を結成して1つの力となって戦う協定を結んだ。ここにアライアンス・オブ・オーダー(Alliance of Orders)が誕生したのである。同盟の誕生に伴い、メンバーは、敵を殲滅するまで決して屈しないという固い誓いを立てたのである。

ここに世界一の軍勢と固い誓いを立てた同盟軍勢(エルフとドワーフ)との暗黒と破壊の力の衝突が始まったのである。Warhammerの世界で新たな時代が幕を開けようとしている。それは苦々しい敵対心や致死的紛争の時代であり、邪悪な不実や英雄伝説の時代でもある。まさに最後の審判の時代がやってきたのである。

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Warhammer Online: Age of Reckoning
■開発元:EA Mythic
■発売元:Electronic Arts
■発売日:2008/Q1
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.03/20060317163302detail.html