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EA,人気シリーズの最新作「バトルフィールド2142」を正式発表
2006/03/23 14:10
 時は22世紀。地球は氷河期に襲われる。地表は厚い氷に覆われ,資源は減り,人類はわずかに残された土地をめぐって,死闘を繰り広げる……,と,これが何のゲームの話なのかといえば,驚いたことにバトルフィールドシリーズなのである。
 アメリカ時間3月22日,Electronic Artsは人気マルチプレイFPS,バトルフィールドシリーズの最新作「バトルフィールド2142」(原題 Battlefield 2142)の発表を行った。制作はこれまでどおりスウェーデンのデベロッパ,Digital Illusion(デジタル・イリュージョン)で,パブリッシャはElectronic Arts(日本ではエレクトロニック・アーツ)となる。発売日は未定ながら,おそらく2006年秋。価格未定。

 というわけで,なんと,次の戦場は百年以上未来の世界。先日お伝えしたとおり,事前に公開されたトレイラーがアメリカのPCゲーム雑誌の添付CDに掲載されたり,これまでにも「BF次回作か?」という感じの短いムービーや写真がネットやコミュニティに出回ったりしていたが,ついにそれらが追認された形。結果として,これまでの情報どおり,最新作は近未来の戦いを描いたものになった。
 発表によると,バトルフィールド2142は最大64人が参加できるマルチプレイFPSで,未来戦らしく,戦闘ロボット,ハイテク・アサルトライフル,遮蔽装置(たぶん,透明になれる迷彩のこと),セントリーガン,EMP(電磁パルス)グレネード,さらには誰も見たことのない斬新な兵器類が次々登場する,とのこと。勢力は,ヨーロッパ連合とアジア連合の二つで,細かいゲームシステムに関しては不明だが,行間から察するに,小隊/司令官システムを搭載しているようだ。その他,武器のアンロックやメダルなど,全体に「バトルフィールド2」によく似たシステムが採用されている。
 間違いなく,今年5月のE3にはかなり動くものを用意してくるだろうから,こちらとしても今後の続報に期待したい。皆さんも,ぜひお楽しみに。

 2006年には「DOOM 3」のエンジンを使った「Enemy Territory: Quake Wars」が発売予定になっているし,またちょっと毛色は異なるものの「Unreal Tournament 2007」も出てくる。いずれも期待作であり,テーマはSFマルチプレイFPS。これらのライバル達に対し,バトルフィールド2142がどういう展開を見せるのかも興味深い。ちょっと気が早いが,どうやら,今年の秋はSF集団戦闘に明け暮れることになりそうだ。(松本隆一)


バトルフィールド2142
■開発元:Digital Illusions CE
■発売元:エレクトロニック・アーツ
■発売日:2006/10/20
■価格:オープンプライス
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.03/20060323141052detail.html