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[韓国ゲーム事情#524]「Hellgate:London」の最新情報公開
2006/04/14 23:52
Kimの韓国最新PCゲーム事情#524

「Hellgate: London」の最新情報が公開に(2006/4/14)

Text by Kim Dong Wook特派員

 Hanbit Softは,Flagship Studiosが開発中の「Hellgate: London」に関する最新情報を公開した。

 RPGとFPSの要素を融合するという独特なコンセプトで開発されている本作。今回公開された情報も,Flagshipが「さらなる進化を遂げたゲーム」を目指していることをうかがい知れる内容だ。

 本作では,コンテンツを限りなく提供することが可能だという。例えば,ストーリーの大筋に沿って提供されるメインクエスト以外のクエストは,プレイするたびに自動的に生成される。常に新鮮な気持ちでクエストをプレイできるため,プレイヤーは,レベルアップのために狩りを延々と繰り返すことから解放されるという。
 またクエストはキャラクタークラスごとに内容が異なり,モンスターの出現パターンも多様に変化するため,プレイするたびにまた違った面白さを味わえるとのことだ。今でも多くのファンに支持されている「Diablo 2」では,マップとモンスターの出現場所がランダムに変化するだけであったのに対し,本作では,モンスターや武器などの属性,さらにはAIの働きまでもが変化するらしい。

 今までのRPGには,善悪の区別が比較的はっきりしたものが多かったといえるが,本作ではこの点についてもユニークなアプローチがとられている。
 本作に登場するキャラクターとして先頃明らかにされた「Cabalist」(関連記事は「こちら」)は,基本的にはいわゆる“マジシャン”(魔法使い)だが,悪魔を倒すためなら,より強力な悪魔を召喚するなど,邪悪な力を活用するという,ユニークな性格付けが行われているのだ。

 既存のRPGでは多くの場合,一人のキャラクターが同時に使える武器は1種類に限られているが,本作では,銃や刀などの多様な武器を両手に持ち,別々に扱えるとのことだ。
 武器やアイテムのカスタマイズの自由度も高く,プレイスタイルに合わせて武器の特性を変えたり,アイテムの性能を高めたりできる。単に特性が変わるだけでなく,外見もさまざまに変化する。

 FlagshipのCEOを務めるビル・ローパー氏は本作について,これまでのゲームに見られるような,各要素が乱数によって変化するシステムを脱却し,より次元の高いシステムを備えていることを強調した。同社が目指しているのは,何度繰り返してプレイしても飽きることのないゲームに仕上げることだという。

 Hanbit SoftのHellgate担当チームを率いるLee Woo Young氏によれば,たった5分プレイするだけで,かつてDiablo 2で味わった感動がよみがえるほど,本作はインパクトの強いゲームなのだそうだ。同氏は,「Hellgate: Londonの登場は,ゲーム史に残る出来事になる」とさえ述べている。

 なおHanbit Softでは,同社が運営しているゲームポータルサイト「Hanbit On」にある特設サイト「Hellgate Party」を通じ,本作の最新ムービーを5月10日に世界で初めて公開する予定だ。


Hellgate: London
■開発元:Flagship Studios
■発売元:バンダイナムコゲームス
■発売日:2007/夏
■価格:未定
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.04/20060414235230detail.html