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工画堂スタジオ,この夏までの発売タイトルその1。アドベンチャー&RTS「ブルーブラスター」
2006/04/24 14:05
主人公が乗る最新鋭機,ブルーブラスター
 工画堂スタジオこの夏の新作4本の情報を順にお届けする。まず,6月発売予定「ブルーブラスター」の話題からだ。この作品は,アドベンチャー&RTSで,開発を担当するのは工画堂スタジオ いるかさんちーむ。世界設定としては,同社作品「ブルーフロウ」と同じものが用いられている。人類が宇宙に進出したあとの25世紀を舞台に,二足歩行ロボット「パワーローダー」を主力兵器とする戦争が行われており,主人公はそこに参加していく。

 アドベンチャー部分については,「豊かなシナリオ量とクオリティの高いドラマ」による演出が,大きなウリだという。
 メインキャラクター4人のデザイナーに羽音たらく氏(かつて「ハートフルメモリーズ 〜リトルウィッチ・パルフェ2」でキャラクターデザインを担当),メカデザイナーに小笠原智史氏,獅子猿氏を起用して,華やかで迫力あるグラフィックスを実現,井ノ上奈々さん,野川さくらさんといった豪華声優陣による迫真のドラマも見どころとのこと。なお,ボイスキャストは以下のとおりとなっている(すべて敬称略)。

ミチル……井ノ上奈々
アッシュレイ……野川さくら
マキ……池澤春菜
エルザ……雪野五月
シュディ……根本智佳
シーナ……友永朱音
シルヴィア……力丸乃りこ
ソフィー……落合祐里香
ユージン……内山理絵
シンシン……村田あゆみ
アヤカ……金綱良美
パトリシア……阿部玲子
フラン……田中涼子
イリス……森永理科

上段:本作に登場するパワーローダー。左から,支援型機,白兵型機,電子索敵工作戦型機
下段:登場人物。左から,主人公のミチル,同じく女装したミチル,第190広報部隊のアッシュレイ


戦術画面。今作の戦闘は,あくまでアドベンチャー要素の演出にとどまるとか
 ストーリーのあらましは,のっけからかなりはっちゃけたものとなっている。テイストやストーリー分岐についての情報が公開されていないため,現時点で詳細は分からないが,スラップスティック(ドタバタ喜劇)要素の強い展開になるのだろうか。

 主人公ミチルは地球軍のメカニック兼テストパイロット。新型機ブルーブラスターを調整しつつ前線へ向かう途中に敵の強襲を受け,実戦に巻き込まれることに。
 なんとか機体を送り届けるミチルだが,そこで彼を待っていたのは,女性だけの特殊部隊,第190広報部隊。そしてミチルはひょんななりゆきから,この「女性だらけ」の部隊に「女装」して所属することとなった。『四面女子』,健全な少年ミチルの明日は,果たしてどっち?
 この作品における「広報部隊」とは,軍の広報活動や部隊の慰問を主たる任務として設立された部隊で,いわば軍の顔,表看板だ。その性質上,うららかな美女が集められるため,一種のアイドル集団でもある。そして……ごく一部の広報部隊は,この華やかさを隠れミノとして,裏の顔を持っている。それは,最新鋭のローダー(人型兵器)を配備される軍きっての最精鋭部隊。そう,主人公ミチルが属することとなる第190広報部隊も,表と裏の顔,華と鋼の両側面を持つ特殊部隊なのである。


 1点のみ公開された戦術画面から判断する限り,戦闘パートは「ブルーフロウ」とほぼ同様と思われる。ただし,ブルーブラスターではアドベンチャー性がより重視され,戦闘は物語を盛り上げる演出と位置づけられているという。
 前述のように発売予定は6月。物語部分の出来映えとともに,プレイアビリティがどの程度のものになるか実に気になるところであり,続報を楽しみにしたい。(Guevarista)

第190広報部隊が乗り組む母船「デルフィス」の艦内各部。上段左から廊下,展望室,食堂。下段左から作戦室,医務室,艦橋

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.04/20060424140505detail.html