[E3 2006#095]MMORPGとFPSがドッキングしたWebzenの「Huxley」
ゴージャスな赤いブースのWebzen,受け付けにはビックリするくらい足を出した金髪の受付嬢がいるのだが,その横を通って奥に設置されたクローズドブースに通された我々を待っていたのは,「Huxley」開発チームの姜基宗氏であった。「Huxleyの日本名を考えています」と,日本語で話してくれた姜氏。以前の記事でも書いたが,日本に長期滞在経験がある氏の日本語はかなり流暢で,今回のミーティングも氏の日本語解説によって進められた。
「Huxley」開発チームの姜基宗氏
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MMORPGとFPSをドッキングさせたWebzenの「Huxley」は,Unreal Engine 3を採用した次世代のオンラインアクションゲーム。実際にゲーム画面を見させてもらったが,Unreal Engine 3で開発されているためか本当にグラフィックスが美しく,かつて「Half-Life 2」や「バトルフィールド 2」で驚かされたようなレベルのクオリティを,もはや自慢するでもなく普通に使っているといった感じであった。 最大8000人が同時接続可能という「シティ」と,100vs.100の最大200人でシューティングが楽しめる「バトルゾーン」から成り立っている。FPSで最大200人という部分をピックアップしただけでも,ビックリしてしまうような作品である。
ゲームを開始すると,最初に3種類のスタイル「Enforcer」「Avenger」「Bantam」の中から自分の道を選ぶことになる。各種スタイルの違いは今後の記事を待ってもらいたいが,要するに一般的なMMORPGにおける「クラス」のようなものである。 ゲームに登場する武器は500種類ほどが予定されており,さすがにクラフトの概念はないものの,レアな武器も多数あるという。武器とはもちろん主に銃のことだ。FPSで武器が500種類という部分をピックアップしただけでも,ビックリしてしまうような作品である。 勢力は二つ,見るからに人間の「Sapiens」(サピエンス)と,黒目がなくてちょっぴり怖めの「Alternative」(オルタナティブ)。能力はだいたい同じで,ゲーム中でも能力にそれほど差はない。この2種族が都合により争っているのが,Huxleyの世界だ。
ちなみに本作はPC版とXbox版ともに開発中で,バトルゾーンのFPSモードで,両者がサーバーを共有して対戦できる。シティのサーバーは別々に用意されており,行き来するには特殊な方法が必要となるらしい。Xbox版はPC版の30年後の世界という設定で,PC版は完全なオンラインゲームだが,Xbox版にはシングルプレイモードも搭載されるとのことだ。
100vs.100のシューティング,約500種類の武器など,従来のFPSと比べて桁違いの要素が非常に楽しみな本作。MMORPGファンとFPSファンの橋渡し的作品としても期待できそうだ。クエストやパーティプレイ,ギルド戦などがどのような形で盛り込まれていくのか,さらなる情報が待ち遠しい。(Kawamura)
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