イギリスに本拠を置くパブリッシャ Eidos Interactiveの傘下にあったCore Designsが,同じイギリスのRebellionに売却されることが決まった。 Eidos Interactive自体,2005年春にSCi Entertainmentに吸収されており,SCiの下での経営改善が行われている模様。Core Designと言えば,1990年代中期にイギリス発のアクションゲームとして一世を風靡した「Tomb Raider」シリーズの開発元であり(最新作「Lara Croft Tomn Raider: Legend」は別の会社),その看板が下ろされることに,どこか寂しいものを感じるファンも多いはずだ。 この売却は,人員と開発機材など物理的アセットのみという条件で行われ,Tomb Raiderなどのソフトウェアの版権やCore Designsの社名そのものは,Eidos Interactiveを通してSCiに引き継がれる。旧Core Designsでは,現在も詳細不明の次世代ゲームが開発されているが,これはEidos Interactiveブランドでリリースされることになるという。 Rebellionは日本での知名度は低いものの,1991年にKngsley(キングスレー)兄弟によって設立され,1999年には「Alien vs. Predetor」というFPSの名作を残している中堅の開発会社である。最近も,「Sniper Elite」や「Rogue Trooper」「James Bond: From Russia with Love」など,アクションゲームを中心に幅広い活動を続けている。 (奥谷海人)
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