Matrix GamesとKoios Worksは,「Panzer Command: Operation Winter Storm」の開発が完了し,北米地域で6月29日に発売すると発表した。
本作は,ドイツ軍がソ連のスターリングラード(現在のヴォルゴグラード)を包囲した戦いにスポットを当てた,ターン制ストラテジー。この戦いは,動員兵力,戦死者数など史上最大の規模で繰り広げられたもので,本作はそういった史実に基づき,ゲーム化されている。ユニットはすべて3Dで描かれており,T-34といった戦車に代表される兵器や,当時の格好を再現した兵士(装甲擲弾兵など)が登場する。
ドイツとソ連,それぞれの立場のキャンペーンが用意されており,プレイヤーはどちらでも好きな側の視点で,歴史に名を残す激戦を追体験できる。また本作では,ゲームの進行にしたがって,新たな兵器を購入できるポイントや,メダル,スキルなどを得られる仕組みがある。メダルとスキルに関しては,どちらか一方のキャンペーンをクリアした後に,もう一方のキャンペーンへ持ち越しが可能だ。 キャンペーン中のシナリオは独立しており,キャンペーンの途中でも,前のシナリオを再びプレイするといったこともできる。ただ勝つだけでは済まない人も,納得がいくまで繰り返し同じシナリオを遊べるわけだ。
なお,本作はシリーズ化が決定しており,続編や拡張パックの開発がすでに始まっているとのこと。まずは本作を遊びつくし,新作の登場に備えておこう。(noguchi)
|