NTTカードソリューションは,各種オンラインゲームの決済手段として幅広く採用されている,プリペイドタイプの電子マネーサービス「NET CASH」のIDが流出したことを明らかにした。現段階で判明している被害額は,6月19日時点で327万円(販売前のものが316万円,販売済みのものが11万円)。なお,NET CASHシステムの特性上,個人情報の漏洩などにはつながっていない模様だ。
同社のプレスリリースによると,6月9日の時点でユーザーから「購入したNET CASHが利用できない」との申告を受け,システムの不具合の検証と,アクセスログの解析を行った結果,脆弱性を突いた不正アクセスにより,IDが流出した可能性があることを突き止めたという。
流出した可能性があるID数は,8万1105個。そのうち5万419個は販売前のものとのことで,すでに販売/利用停止措置がとられている。販売済みの3万686個のIDのうち,未使用状態であった2286個については,利用停止と同時に新しいIDへの交換を行う。 なお,販売済みで,なおかつ残高のない2万6363個と,残高のある4037個のIDについては,不正に利用されたか,今後不正に利用される可能性があるとして,不正利用を確認次第,正式な残高の新しいIDに交換するとのことだ。
NET CASHを利用している人は,まず公式サイトから残高照会を行おう。もしも,不正に利用されていた形跡がある場合は,
NET CASHインフォメーションセンタ ・メール:info@net-cash.jp(24時間受け付け) ・フリーダイヤル:0120-066-887(受付時間9:00〜21:00)
まで,
・購入日時 ・購入店舗名 ・券面金額 ・管理番号 ・NET CASH ID ・住所 ・氏名 ・電話番号
をメールの場合は記載して,電話の場合は手元に控えたうえで連絡をしよう。(TeT)
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