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新UI採用のRelease 90世代公式ドライバ「ForceWare 91.31」公開
NVIDIAは，米国時間2006年6月23日に，グラフィックスドライバ「ForceWare」の公式最新版「ForceWare 91.31」を公開した。4Gamerではすでに最新ドライバページのリンクを更新しているので，すぐに入手したい人はそちらを利用してほしい。
NVIDIAコントロールパネル
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ForceWare 91.31は，公式バージョンとしては初となる，Release 90世代のドライバ。GeForce 7950 GX2を新たにサポートしたほか，新しいユーザーインタフェース（UI）「NVIDIAコントロールパネル」を採用することで，従来のUIと比べて「見て分かる」要素を増やし，使い勝手の改善を図っているのが特徴だ。
NVIDIAコントロールパネル自体は，2006年5月25日の記事で紹介した公式β版「ForceWare 91.28 BETA」で実装されていたが，正式版の公開に当たって，「特定の設定が反映されない」「あるべき場所に設定項目がない」などといった，同β版の抱えていた複数の問題が解決している。
また，英語版リリースノート（※クリックするとPDFファイルをダウンロードします）によれば，「The Elder Scrolls IV: Oblivion」におけるマウスの反応がよくなったとのこと。また，従来の正式版「ForceWare 84.21」と比べて，主に以下に挙げるような問題が解決しているという。
ForceWare 91.31で解決した主な問題- NVIDIA SLI構成時に，マルチGPUレンダリングを有効にすると，「StarForce」プロテクト版の「Cold War」が反応しない問題
- GeForce 7950 GX2でSLIモードを有効にすると「The Elder Scrolls IV: Oblivion」がハングアップする問題
- GeForce 6800搭載PCで「Lineage II」をプレイすると影の描画がおかしくなる問題
- GeForce 7800 GTX/GTのSLI構成時に，SLIアンチエイリアシングを有効にすると「NHL 2006」の描画がおかしくなる問題
- Athlon 64 FX-60とA8N32-SLI DeluxeをベースとしたPCでGeForce 7800 GTXのSLI構成を行うと，Windows XP上で「F.E.A.R.」を起動できないことがある問題
- GeForce 6800のSLI構成時に，「Flat Out」のサウンドがおかしくなる問題
- GeForce 6600のSLI構成時に，「Star Wars: Republic Commando」の描画がおかしくなる問題
- GeForce 6600のSLI構成時に，「Grand Theft Auto: San Andreas」の描画がおかしくなる問題
- GeForce 6600のSLI構成時に，ForceWare側でアンチエイリアシングを適用すると，「Need for Speed: Most Wanted」でテクスチャの描画がおかしかったり，「FIFA 2006」でゴーストが見えてしまったりする問題
- GeForce 6600のSLI構成時に，4xアンチエイリアシングを適用すると「Kohan 2: Kings of War」のパフォーマンスが低下する問題
- GeForce 7900 GTXで，WMVコンテンツをオーバーレイ表示させると表示がおかしくなる問題
- GeForce 6600 GTで，デュアルディスプレイのクローン設定時にMPEGファイルを再生できない問題
前出のリリースノートによると，NVIDIAコントロールパネルにはまだ未解決の問題がいくつか残っているようだが，それでも，機能追加と多くのバグフィックスが行われているのは事実。新しいUIに慣れるという意味でも，GeForceシリーズのユーザーは，ひとまずアップデートしておいたほうがいいだろう。
ただし――お約束の言い回しだが――アップデート作業は自己責任となるので，この点はご注意を。（佐々山薫郁）
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