Kimの韓国最新PCゲーム事情#562
YeDang Online,古代東アジア三国を舞台とした武侠MMORPGの開発を発表(2006/6/29)
Text by Kim Dong Wook特派員
「Priston Tale」(邦題 プリストンテール)などの開発元であるYeDang Onlineは,韓国の代表的な創作武侠小説家のYa Seol Rok氏と共に,「覇オンライン」(仮題)を発表した。 Ya Seol Rok氏は,中国などを旅しながら5年を費やして,古代東アジア三国の歴史を収集してきた。そして今回,YaDang Onlineが,それをベースにした正統武侠オンラインゲームを開発する。
本作は紀元前2700年の東アジアを舞台としたMMORPGで,韓国の蚩尤天王,中国の皇帝,そして日本民族にまつわる古代史をベースとした世界での冒険を楽しめるという。
Ya Seol Rok氏は,「長い期間をかけて準備し,構想してきた企画を,優れた映像コンテンツとして作り上げられるパートナーを探していたところ,高いオンラインゲーム開発力を持つYaDang Onlineに出会った。そこで,単純にシナリオ協力をするだけでなく,統括的な企画者としてこのプロジェクトに積極的に参加し,面白い武侠ゲームを作っていきたい」と語っている。
一方,YeDang OnlineのKim Nam Chul社長は,「覇オンラインは,企画当初から日本や中国を含むアジア市場を視野に入れており,海外投資や共同開発も積極的に行っていく。映画とゲームが同時に作られている『The Lord of the Rings』に匹敵するような,最高の東洋ファンタジー作品にしたい」とコメントしている。
覇オンラインは,2007年のサービスインを目標に開発中で,ワンソースマルチユース戦略に基づき,ゲームのみならず映画,ドラマ,出版,キャラクターグッズなどでの展開も予定されている。
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